基本スタッツゴール期待値

金沢さんは前節岐阜戦。両チーム中２週という準備期間で迎えた試合は、岐阜さんがボールを保持し、金沢さんが５－４ブロックで待ち構え中盤４枚が中央を締め、岐阜さんは効果的な縦パスを通せず外周りでクロスを上げるものの金沢さんの３ＣＢが固くなかなか合わない。金沢さんは奪ったボールをＦＷマリソンへロングボールを放り込むもＣＢ甲斐選手がしっかり弾き返しなかなかチャンスを作れずスコアレスドローで終えた。

パスソナー・パスネットワークエリア間パス図

伊藤彰監督を招聘しＪ３リーグを戦う事となった金沢さん。４－３－３と守備時４－４－２という布陣で挑んだ開幕から３連敗・１２失点という難しい状況となり、４節からは試合途中で採用していた３バックへと変更しまずは守備の安定を図り結果も伴いつつある。

守備スタッツ - 畑尾　大翔PA内への進入傾向

攻撃スタッツ - 梶浦　勇輝攻撃スタッツ - 小島　雅也

開幕からカウンター守備の対応に少し難があったＣＢ畑尾選手。システムの変更で３バックの中央に入りパフォーマンスが向上。低い位置でのビルドアップも安定している。

シャドーの梶浦選手と右ワイドの小島選手が連携する右サイドの攻撃力も高い。ＦＣ東京からレンタル中の梶浦選手はボランチが主戦だが、豊富な運動量でセカンドボールの回収に貢献している。小島選手は現時点でチームアシストトップであり得点王。右からの精度の高いクロスに注意しなければならない。

前節までの対戦成績得失点パターン

金沢さんは１年でのＪ２復帰が求められている状況で、伊藤彰監督もそこへむけてアジャストしてきた。岩手とは同じシステムだが、シンプルなミラーゲームでは岩手の土俵での戦いとなる。３バックに変更してからは初めて保持の時間が多くなる金沢さんがどういうプランを見せてくるか。伊藤彰監督の意気に注目したい。