第3節。

3試合で、金Jが2つ。

もう、観戦が大変なので勘弁して欲しい(笑


更にいうと、三ツ沢ももうそろそろ卒業させて欲しい。

マリノスの規模だとキャパも不足だし、座席は狭いし、背もたれもないし、ドリンクホルダーもない。

なにより屋根がないのが最悪で、雨が降ったら観戦自体大変な上に、

三ツ沢のピッチは水はけが悪いので、田んぼサッカーになってしまう。

これでは試合が楽しめない。


ということで、レビューです。

まあ、この試合は、審判に尽きる、というところではありますが、審判のデータはsporteriaにないので・・・(笑

マリノスからすると最近の広島とは相性が悪く、

去年は1勝3敗。

その唯一の勝利がJ1リーグの後半戦のホームだったのが幸運で、

勝ち点差2で優勝をしたことを考えると、その1勝が非常に重要とも言えました。


そういう意味では、昨日は、まずは負けなくてよかった、ということ、

一方で、ホームだったので勝ちたかったというのも本音で、

まあ、三ツ沢だから仕方ないかな、と思うことにします。


昨日の試合で話題になったのは、GK一森の起用でした。

合流してすぐの試合で、ミスも多く見られました。

ここは、2022年第34節のGK高丘と比較してみましょう。


パスソナー・パスネットワーク時間帯別パスネットワーク図GKスタッツ - 一森 純ヒートマップ - 一森 純


パスソナー・パスネットワーク時間帯別パスネットワーク図GKスタッツ - 高丘 陽平ヒートマップ - 高丘 陽平


上が一森、下が2022年高丘です。

チーム全体でのパス本数は、両試合とも400本強。

高丘は、足元の技術が高く、積極的にビルドアップに参加する印象ですが、

実際には、一森のほうがパス本数は多いです。

ただ、これは、広島のプレスが速く、CBからのバックパスが多かったからともいえます。


ポジションニングとしては、高丘の方が若干高い印象。

パス成功率については、一森のほうが高くて、これは意外。

一森のビルドアップは終始不安定で、

相手選手を食いつかせて、パスで1枚剥がしたい、という意図は伝わったのですが、

マリノスDFのポジショニングを理解できていないのか、結果としてパスミスが目立つ、という感じでした。特に、センターへのミドルパスが相手に直接渡る場面が複数回あって、印象が悪かったですねえ。


この辺は時間をかければコンビネーションが良くなるのか、まだなんとも言えないですね。


今回、広島の守備は非常にハマっていた印象で、

一森のビルドアップが安定しないのを見て、積極的にハイプレスをかけていました。

一森のパスが1テンポ遅れる、食いつかせるのは良いとして、食いついているということは、リターンパスも受けにくいということで、角田~一森~畠中とパス交換をする中で、

CBふたりが、やむを得ず前に放り込み、それを広島に回収される、という場面が多くありました。

ということで、今節と前節の畠中を比較すると・・・


攻撃スタッツ - 畠中 槙之輔攻撃スタッツ - 畠中 槙之輔

左が今節広島戦、右が前節浦和戦です。

このように、パス成功率が、ずいぶん下がっています。

残念ながら、いま、マリノスのGKでは、高丘レベルの足元の技術を持っている選手はいませんから、今後もここは狩り場になる可能性がありますね。