GWの最終日の試合。

各地とも大雨でしたが、

普段、日産スタジアムの上の方で見ていてるので、屋根もあって濡れずに観戦。

マリノスは、試合前のキッチンカーが楽しみなのですが、

雨の日は観客も少し減って、なおかつ、行列も短め、

濡れずに食べれる場所や椅子、ベンチもたくさんあるので、実は狙い目だったり。

スタジアムの外は風も強かったですが、スタジアムの中に入ると、スタンドや屋根で風が入りにくいので、スタジアムの中に入ると、結構心地よかったです。

我がホーム、要塞のようで、誇らしいです。

民衆の歌ではないですが、「砦の向こうに新しい世界」です。


ゴール期待値


ここ数試合、マリノスの決定力は際立っています。

この試合も、xG1.2に対して、得点は4。


エリア間パス図エリア間パス図


今年のマリノスは、

おそらく、中央突破を課題にしていて、可能な限り真ん中からパスを通そうとしています。

最後の得点は、両ウイングのチャレンジに期待するところはあっても、ビルドアップ自体は真ん中から行って、敵を真ん中に引き付けたい。


ボールロスト位置ボールロスト位置


そして、真ん中でロストしている。

つまり、ちゃんとサイドから最後は真ん中に仕掛けて攻撃が終わっている。

一方、京都で意外だったのは、PA内でのロストが多い=PAまで侵入できているということ。

試合の印象ではそこまで侵入された感じはなかったので、意外でした。


基本スタッツ


そして、最も気になるのは、京都のファウル=マリノスのFKの多さ。

(データにはないけど、カードも5枚と多い)

湘南時代にも感じたのですが、チョウキジェ監督は、本当にファウルが多い。

技量が足りていないので、アフター気味に無謀なタックルをする印象です。


おそらくは、

戦力的に劣るチームで何よりもファイティングポーズを求める監督なんだろうなあ、と思います。

それにしても両チームとも怪我なく終われたのは何よりでした。


そして最後に、

これはデータには現れないのですが、

4-1になって3点差になってから、チーム全体にもっと点を取るぞ、と出足が鋭くなったのは、驚きました。

これが、3-0だと、クリーンシートを目指そう、って思うのかもしれませんが、

4-1ならば、失点して、4-2になってもまだ2点差、

残り時間を考えてもノーリスク、と考えて、もっと攻めるぞ、

杉本健勇に点を取らすぞ、と、まさに手負いの獲物に襲いかかる猛獣の感じでした。

水沼宏太が第12節にして初得点、というのもあったかもしれません。


今年のマリノスは、攻撃力は、去年より若干落ちたものの、

それでもリーグ屈指ではあります。

とはいえ、アンロペ以外のFWの得点が少なくて、(それでも多いのですが)

ボランチ、サイドバックが得点を取っていて、どこからでも点が取れるチームになっています。

だからこそ、新加入の前の選手に得点を取らせて、

もっと雰囲気を良くしたい、楽しくフットボールさせたい、と思っているのかもしれませんね。