苦手な千葉に勝利。
内容も個人的には素晴らしいと思ってる。
こういう試合を落とさずに着実に勝ち点を重ねることができれば昇格は間違いない。
と思わせてくれた。
前半千葉はこれでもかというくらいのハイプレスと強度(いきすぎてラフになってたけど)で襲いかかってくる。
-時間別パスネットワーク(前半に注目)-
当然なかなかこちらはアタッキングサードに侵入が難しい展開。
愛媛戦でも苦しませられたハイプレスにはまだ完全に掻い潜る術を得ていない感じはあったが狙いは何となく見えた。
-擬似カウンター?-
いやそれはバーカウンター。
はい。クソほどつまんないのでウザイと思った方はここで見るのやめてください。(嘘)
開幕戦以上にCBとボランチ2人の距離を近くに保ってプレス回避しようとする傾向があり憶測ではあるが擬似カウンターを狙ってるのかという感じだった。
おそらく去年同等のハイプレスを仕掛けられればとにかく前に放り込む。
というのに対し、割とプレッシャーがかかってる位置でも繋ぐ姿勢が見えた。
特にジェラに入った時相手は一気にプレススピード上げてくる感じだったがそれに合わせて宮本が追尾してボールを受けに下がってくるというシーンが見られた。
(実際にはそれほど受けてないけど)
擬似カウンターといえばイングランドプレミアリーグのブライトンのロベルトデゼルビの真骨頂ともいえる戦術だ。
通常のカウンターとは違い意図的に相手を自陣に引き込み相手の裏スペースを空け一気にそこからゴールに迫るという戦術だ。
サッカー用語解説「疑似カウンター」 居酒屋fさん
この戦術は当然自陣に押し込まれるような形になるのでリスクは非常に高く選手1人1人に高度な足元の技術が要求される。
しかしこの擬似カウンターを身につけることができれば現代フットボールで見られるハイプレスや同サイド圧縮などの守備戦術に抗することができると思う。
ただ意図的に毎回どんな相手に対してもこの戦術をやることは難しい。
現にこの戦術で大分でJ2優勝した片野坂監督がガンバで取り入れようとして失敗してるし、ブライトンも昨シーズン後半から対策されている。
ただエスパルスの場合はあくまで掲げるサッカーは縦に素早く、奪われた後に一気に奪い返すというどちらかといえば前向きな戦術。
当然いつもそのサッカーができれば良いけどそんなわけにはいかない。
そんな中で今年はハイプレスを仕掛けるチームが結構いる中でこの擬似カウンターを身につけることができればこのクラブの未来には凄い可能性を秘めてるとまで思える。
そしてこの戦術?というか傾向が見られてるキーマンはやはり偽9番の存在であり
北川航也の存在だと思う。
-北川のヒートマップ-
もはやボランチ?ってくらいのヒートマップ。
今までは背後のラインで勝負していた選手がここまで素晴らしい偽9番になるとは思わなかった。
代わりに今日は乾がとんでも無いくらい動き回ってた笑
-乾のヒートマップ-
乾はかなりハイプレッシャーで潰されててしまう場面も多かったので少し気にはなってたが、
後半千葉の足が止まってからは前向きのプレーが多く1G1A。
去年とは違った戦術乾が見られてるなと。
とはいえこの試合ではもちろん例の戦術はまだまだ未完成で上手くいってるかと言えばそうでは無かった。
ただ結果的に相手のハイプレスをいなしていなして後半相手の足が止まった瞬間に一気に得点まで行けたというところは本当に素晴らしい。
おそらくこれ以降もハイプレスしてくるチームは沢山あるだろうし少しここの部分には目をつけていたいなと思った。
キャンプからの走りの成果もしっかり出ている。
90分間走り切る体力はもちろんだけど個人的には細かいポジション修正で止まって走るというところで効果が出てると感じる。
ただ単に走る持久走的な体力でなくシャトランのような短い距離を止まって走って繰り返す走りが90分間できてることに意味があると思う。
-支配しすぎちゃうデンジャラスゾーン-
今日も圧巻のジェラ。
空中戦も祐治顔負けくらいの迎撃ぶりだった。
ビルドアップのところでもなるべく蓮川に早く渡したり深くポジション修正して間合い取ったりと
ハメられないようにしっかり工夫が見られた。
小森にやられたあのシーンは少し難しい対応でもあったが、ことごとくフォアチェックで前で潰す守備も光った。
2点目の亮太郎の引っ掛けからのジェラのアグレッシブなスライディングしたシーンはマジで震えるくらい興奮したwww
2戦連続で素晴らしいパフォーマンスだったと思う。
-心臓を捧げよ-
そしてもはや清水の心臓となってくれた亮太郎の守備力。
当然彼はプレーメーカー寄りの選手だがここぞという時の足を伸ばす守備が本当に素晴らしい。
そして何よりポジショニングが良いのでこぼれ球が勝手に足元に来る。
これはプレシーズンから見てたけど本当にすごいなと思った。
Xでも言ったけど彼の守備能力と数字はしっかり比例してたなって思う。
そんなかんやでまたまた自己満レビューだけど段々とチームや個人の色が見えてきた感じがする。
何より開幕から得点を取れていなかったカルリーニョス。
イマイチここ数試合力を発揮できていなかった松崎に得点が生まれたのも大きい。
そして先週ベタ褒めしたブラガも見せ場は少ないがしっかりと前半の守備戦術的な部分にもついてきて計算ができる。
3連戦のスタートして最高のスタートダッシュを切れたと思う。
次節は昨年のトラウマ秋田。
昨年の課題でも合った引いた相手に対してどのような術で戦うのか非常に楽しみ。
メンバーも多少変わる可能性もあるので変わった選手がどれだけできるかというところもしっかりと目にしていきたい。
次も勝ちましょう!
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