【あなたの「押しゴール!」ブログコンペ】が開催されているため参加しようと思う。筆者は創設以来の名古屋グランパスのファンである。よって名古屋グランパスの試合の中から「押しゴール」を選定させていただく。

筆者の押しゴールは10月18日(日)に開催された第23節川崎Fvs名古屋グランパス戦における川崎Fの先取点である。敵チームの得点ということもあり、筆者の感情的には「押しゴール」ではなく「最も印象に残ったゴール」という意味合いになる。

前節である第22節終了時点で、首位独走の川崎Fは、実質的には、ほぼ優勝を決めている。しかし今回の相手には必ず勝たねばならない。なぜなら今シーズン唯一敗れた相手が名古屋グランパスだからだ。前回の対戦では10連勝中で、リーグ記録の11連勝をかけて戦ったが敗れてしまった。今回も10連勝中で、リーグ記録の11連勝がかかっている。対する名古屋グランパスは、今シーズン唯一川崎Fに勝利しており、今回勝てば川崎Fに対して2連勝となる。実質的には川崎Fがリーグ優勝になるのだろうが、優勝チームに全勝したとなると意味が大きく違ってくる。「J1で最も強い川崎Fよりも強い名古屋グランパス」という強引な理屈を導き出すことが出来、多くのサッカーファンは「川崎Fに2連勝した名古屋グランパスこそが優勝にふさわしい」と必ず考えるはずだ。皆が考えなくても、筆者は2連勝したら名古屋グランパスの優勝だと思っている。ということで第23節川崎Fvs名古屋グランパス戦は大注目の優勝決定戦であると言える。

名古屋グランパスのフィッカデンティ監督は試合前「先取点がポイントだ」と言っていた。意訳すれば、「先取点を取りたい、先取点を取ったら前回同様そのまま逃げ切る。もし川崎Fに先取点を取られたら・・・・・勝つのは難しいだろう」と考えていたに違いない。そして試合が始まり、前半も40分を過ぎた頃、フィッカデンティ監督は、「先取点を取られるぐらいなら、点を取れなくてもいいから前半は0-0で折り返したい」と考えていただろう。そんな折に川崎Fの先取点が生まれた。

前半44分コーナーキックから三笘薫選手がでゴールを挙げた。

映像では1分頃~

名古屋グランパス優勝の野望を打ち砕く、そして筆者の夢を打ち破るゴールが決まった。そう、三笘選手は、我が名古屋グランパスの敵なのだ。名古屋グランパスの敵である以上、筆者の敵であり、三笘選手を応援することはできないし、レビューにおいても褒めることはない。この後も事実を淡々と伝えるだけだ。

三笘選手のPlayingStyle及びChanceBuildingPointは下記の通り(引用元 https://www.football-lab.jp/player/1611126/)。PlayingStyleのドリブルチャンス、ChanceBuildingPointのドリブルの値が非常に高い。ChanceBuildingPointのドリブルは全選手中1位、PlayingStyleのドリブルチャンスは全選手中2位、偏差値は驚異の105.2である。今回は得意のドリブルからではなかった。PlayingStyleの決定力は満点の20、ChanceBuildingPointのゴールは33.68で4位、このような決定力が存分に発揮された。

今回の三笘選手のシュートは、相手と競り合ってのシュートではない。正しいポジショニングからフリーでシュートを決めた。三笘選手のシュートの直前、味方選手がヘディングでコースを変えている。あのスピードで近距離で瞬間的にコースを変えられたら、なかなか反応することはできない。10cmもポジショニングが違っていたら、シュートさえ打てなかっただろう。そう三笘選手はポジショニングが適切だったのだ。映像で確認すると、シュートの直前にバックステップを踏みポジションを微妙に調整している。ゴールを決める時に、ゴールを決める場所にいることは何よりも重要だ。PlayingStyleのワンタッチシュートは11であり、ドリブル等と比較すると特徴的な数字ではないが、三笘選手にとってはワンタッチシュートという新たな武器を手にしたに違いない。

その後、2点を奪った川崎Fは3-0で名古屋グランパスを破り11連勝を飾った。三笘選手のゴールで勝利したと言っていい。三笘選手のゴールは、三笘選手一人で決めたゴールではないことは十分わかっている。でも決めたのは三笘選手である。


三笘選手ゴールのポイント

①(筆者が勝手に考える事実上の)優勝決定戦での先制ゴール

②名古屋グランパス優勝の野望を打ち砕く決勝ゴール

③抜群の決定力

④適切なポジショニング

⑤ワンタッチシュートという新たな武器の修得


客観的に見ても三笘選手が素晴らしい選手であることはわかる。しかし、何度でも言うが、三笘選手は名古屋グランパスの敵なのだ。敵である以上、褒めないし応援もできない。だから、これは【押しゴール】ではなく【最も印象に残ったゴール】としてレビューさせていただいた。


参考映像、こちらは三笘選手の別の映像。何度見ても凄いプレーの数々。


最後に三笘選手に一つだけお願いがある。早く日本代表に入って下さい。相手を切り裂くドリブル、勝利を決定づけるゴール、筆者が応援する日本代表の選手として、あなたの素晴らしいプレイを思う存分応援することが出来るから。

敬具