以前「試合結果をゴール期待値に置き換えてみる」の巻(https://sporteria.jp/blog/yagoto-10/6724832501962903553)をレビューしたところ、

SPORTERIAスタッフ様から【思い付きですが、サッカーには引き分けがあるので単純に大小で勝ち負けにするのではなく、「相手より0.5以上大きければ勝ち」にしたら結果はどうなるのかな?と思いました💡】とコメントをいただきました。引き分けを加味して再計算しました。


「相手より0.5以上大きければ勝ち」というアイデアでしたが、期待値上絶対値で0.5以上の差がついた試合は、実際の結果よりもかなり少なく、逆に期待値上絶対値で0.5未満の試合が多くありました。下記が実際の試合のホームチームから見た勝点別試合数です。

実際の試合と同じく、40試合を引分として計算しました。期待値0(実際には0はなかったが)から小さい順に、プラスで20試合(差が0~0.252)、マイナス20試合(差が0~-0.258)、合計40試合が対象です。そうすると下記表の通りになりました。

これを実際の結果(下記表の通り)と比べると

下記表の通りになりました。

赤色のセルが期待値以上の結果を残している。逆に緑のセルは期待値ほどの結果を残せていないという意味になります。

C大阪、G大阪、横浜FC、浦和あたりは良い成績です。

仙台、横浜FM、札幌、清水、鹿島は取りこぼしが多く、良い結果を残せていないということです。上位争いをしている横浜FM、鹿島は非常にもったいない。

大分は、勝点だけを見ると期待通りの結果を残している。リーグ1位の川崎Fも取りこぼしをしている。


参考資料として前回の結果を付しておきます。


いつものことながらFootball LAB(https://www.football-lab.jp/)さんからデータを拝借した。