【出場した試合の勝点×出場時間(分)÷90分】これを計算すると、獲得した勝点に対してどれだけ貢献したのかが分かる。勝利した(勝点3)試合に90分出場した場合、3×90÷90=3、60分出場した場合、3×60÷90=2、30分出場した場合、3×30÷90=1となる。引き分けた(勝点1)試合に90分出場した場合、1×90÷90=1、60分出場した場合、1×60÷90=0.67、30分出場した場合。1×30÷90=0.33となる。これを合計すると2020シーズンにおいて各選手がどれだけ勝点を獲得したか、どれだけチームに貢献したかが分かる。

ということで早速計算してみました。そして、これを出場勝点と命名させていただきました。自分が使用しているBIツール上の実際の演算式はSUM(勝点*出場時間FP/90)ということになります。FPが入っていることから、今回はゴールキーパーを除いたFP(フィールドプレイヤー)のみを対象にしました。同じ出場勝点の場合は出場時間が長い選手を上位にしました。出場時間が長い方がチームに貢献していますからね。結果は下記の通り。


栄えある第1位は山根(川崎F)選手。おめでとうございます。最多の勝点73.41を獲得しました。上位はやはりJ1リーグ優勝の川崎Fの選手が続きます。第1位~第4位までを川崎Fの選手が独占、4名共にベストイレブンを受賞した選手たちです。さすがです。

第5位には全試合フル出場した丸山(名古屋)選手。表の順位が間違っていますが、同じく5位に全試合フル出場した中谷(名古屋)選手。J1リーグ2位のG大阪の選手を凌駕しています。5~8位は名古屋グランパスの選手が続きました。

第13位には川崎Fの優勝に大きく貢献したベストイレブン家長選手、第21位には柏レイソルから古賀選手が入っています。柏レイソルはJ1リーグ7位と中位であったため、古賀選手はよほど頑張ったのでしょう。



この表は第26~50位の選手。

第28位にはJ1リーグMVPのオルンガ選手、勝点46.86を叩き出しています。第34位にはベストヤングプレーヤー賞の瀬古(C大阪)選手が入っています。第48位にはゴールデンルーキー、ベストイレブンの三笘(川崎F)選手が入りました。三笘選手は大活躍しましたが、出場時間が1,603分であり、フル出場した場合の約半分しか出場していません。ここは三笘選手の課題でしょうね。


この表は第51~75位の選手。

第51位には川崎Fの中盤の王様である大島選手が入りました。第57位には三竿(大分)選手、第59位には岩田(大分)選手が入りました。大分はJ1リーグ11位と中位でしたが、この二人は個人的には大きく貢献しています。第67位には小林(川崎F)選手が入りました。大分の2名は小林(川崎F)選手よりも上位にランクされました。小林選手も出場時間が1,316分と短いことが原因です。


この表は第76~100位の選手。

第78位には松岡(鳥栖)選手。鳥栖はJ1リーグ13位でしたが松岡選手は健闘しています。第97位は和泉(鹿島)選手、第99位は永井(FC東京)選手が入りました。二人とも名古屋グランパスの元主力選手です。他チームに移籍しても活躍しています。



第101位以降は下記の通りです。参考までに掲載しておきます。

順位が下がるごとに出場勝点が減り、第453位以降の選手の出場勝点は0点です。一見すると、寂しい結果に見えますが、この表はJ1リーグに出場した全フィールドプレーヤーを掲載しています。2020シーズン、日本の最高峰のサッカーリーグでの出場者です。ここに名前が載るだけですごいことだと思っています。サッカーエリート中のエリートたちです。名前が載らない選手がどれだけいるのか、想像もできません。全部の468名の選手がリストアップされていますが、日本の人口約1億2,000万人で割ると0.0004%になります。恐るべき数字です。J1リーグに出場するということは、それだけで栄えあることです。2021シーズンでも活躍することを期待しています。

















毎度のことながらFOOTBALL LAB(https://www.football-lab.jp/)さんから拝借しました。