2020シーズンが終了してしまい、現在試合がない影響からか、ブログの投稿数が少ない気がします。せっかく出来たSPORTERIAが少しでも注目されるように投稿させていただきます。


今回は「高いレベルで最も攻撃が安定していたフィールドプレイヤー?」がお題です。題名が長い。

Football LABさんの指標には攻撃CBP(https://www.football-lab.jp/pages/cb_point/)があります。これを活用させていただきます。2020シーズンJ1リーグには延べ468名のフィールドプレイヤーが出場しました。468名の攻撃CBPの平均は0.971、標準偏差は0.525でした。偏差値60ラインは1.496になります。468名の内、900分(10試合相当)以上出場した選手は264選手でした。少ない試合、少ない時間だけ出場して高い攻撃CBPを残したとしても、安定的とは言えないでしょう。ということから900分(10試合相当)以上出場した選手に限定しました。264選手の内、攻撃CBPの平均が1.496以上(偏差値60以上)の選手は下記表の58選手になります。

各選手の攻撃CBPの平均と標準偏差を計算し、平均から1標準偏差を引く(表中の「平均-1SD」)。正規分布に沿っていると仮定すれば、この値(「平均-1SD」)以上の攻撃CBPになる確率は84%になります。この「平均-1SD」が最も高い選手が家長(川崎F)選手で、「平均-1SD」は1.690でした。家長選手の平均2.985は、イニエスタ(神戸)選手の3.035にわずかに及びませんが、イニエスタ選手は標準偏差が家長選手よりも大きいです。イニエスタ選手の方が良い時と悪い時がはっきりしています。家長選手の方が安定していると言えるでしょう。家長選手の「平均-1SD」は1.690であり、全選手の偏差値60を超えています。1.690を偏差値にすると約64で、家長選手が試合に出場した場合、84%の確率で偏差値64以上の攻撃力を発揮することになります。また「平均-1SD」が全選手の偏差値60を超えているのは家長選手のみ。恐るべき家長選手。名古屋グランパスに欲しいです。家長選手とイニエスタ選手の差は、チーム力や周りの選手の力も影響していると思います。川崎Fと神戸の差は、敢えてこの場で記す必要はないほどはっきりしています。

3位に入っている山根(川崎F)選手はディフェンダーなのではないでしょうか?この表には記載してありませんが、山根選手の変動係数は家長選手よりも小さいです。安定している証拠です。

名古屋グランパスからは唯一マテウス選手が31位にランクイン。名古屋グランパスは3位でしたが、個々の攻撃力を見ると、他チームに劣っているのかなと思います。大きな課題ですね。

その他の選手は省略、表の通りです。


毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。