1月に入り試合がない影響からか、ブログの投稿数が少ない気がします。連続になってしまいますが投稿させていただきます。

Football LABさんのデータの中には攻撃CBPというものがあります。今回は選手ごとに平均攻撃CBPを計算します。ボール支配率も考慮しながら。ボール支配率に関しては各チームごとにバラツキが大きく一定ではありませんので、出場時間の長短は考慮してありません。

まず、下記表がボール支配率が55%以上の試合の平均攻撃CBPです。上位30名のみ掲載してあります。出場時間は90分と短いですが、江坂(柏)選手がダントツです。柏はもともとボール支配率は高くありませんから、江坂選手もボール支配率55%以上の試合数が少ないです。2位はジオゴ マテウス(川崎F)選手、3位家長(川崎F)選手、4位イニエスタ(神戸)選手、5位宇佐美(G大阪)選手と続きます。家長選手とイニエスタ選手は攻撃に関する指標では必ず出てきます。スゴイ。



下記表は、ボール支配率45%以下の試合の平均攻撃CBPです。上位30名のみ掲載してあります。黄色のセルは後述します。1位は家長選手、2位ファン アラーノ(鹿島)選手、3位ドウグラス オリヴェイラ(札幌)選手と続きます。家長選手は1位ですが、ボール支配率55%以上の平均攻撃CBP3.55と比較すると下がっています。しかしながら家長選手を含めて、ボール支配率45%以下、言い方を変えると劣勢の中でも攻撃力を発揮できる選手ということになるのでしょう。


45%以下と55%以上の平均攻撃CBPの差を調べると下表の通りになります。45%以下の平均が0.73、55%以上の平均が1.31です。ボール支配率が高い方が攻撃力を発揮しているように見えます。統計的に差があるのか確認するために、F検定後に、t検定を実施したところ、下表の通り1%水準で有意差が認められました。ボール支配率が高い方が攻撃力を発揮しているといってよさそうです。


「ボール支配率が高い方が攻撃力を発揮している」という話が出たところで、先ほどのボール支配率45%以下の試合の平均攻撃CBPの表の黄色のセルの選手についてです。黄色のセルの7選手は、「ボール支配率45%以下の試合の平均攻撃CBP」の方が「55%以上」よりも高い選手です。出場時間が短かったり、平均攻撃CBPの差が小さかったりしますが、ここでは敢えてふれないでおきます。この7選手はボール支配率が低い方が攻撃力を発揮する選手なのではないかと推測できます。特殊な選手たちです。こういった特徴を持った選手を上手く使っていけば一味違ったサッカーができるのではないでしょうか。


ボール支配率45%以下の試合の平均攻撃CBPの第21位にディエゴ オリヴェイラ(FC東京)選手がランクされています。カウンターサッカーに適している選手だと思うのですが、FC東京はどうやらボール支配率55%以上の試合がなかったようですので比較データがありませんでした。

江坂選手は、もう少しボール支配率が高いチームでプレーしたら、もっと攻撃力を発揮できるのではないでしょうか。

ボール支配率ごとに数値化するとおもしろいものが見えました。ボール支配率が高い方が攻撃力を発揮できる選手、ボール支配率が低い方が攻撃力を発揮できる選手、ボール支配率に関係なく攻撃力を発揮できる選手、簡単ですが選手の特徴を数値化することが出来たように思います。


いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。