退場者が出ると試合はどうなるのだろうか。2020シーズンJ1リーグの集計をしてみました。

下にグラフがたくさん出てきますが、0は退場者が0人、1は退場者が1人ということです。2人以上退場者が出た試合はなかったようです。

まずは平均勝点。

退場者が0人の平均勝点は約1.4、退場者ありの平均勝点は0.8です。やはり退場者が出ると勝点は減るようです。

念のためt検定を実施しました。

両側検定でP値が0.046であり、5%水準で有意差有りでした。退場者が出る出ないで、勝点に差が生じるのは、偶然の結果ではないようです。

次は得点。

退場者が出ない方が得点が多いです。以下t検定省略。

次は失点です。

やはり退場者が0人の方が失点は少ないです。

次は攻撃CBPです。

退場者が0人の方が攻撃CBPが高いです。

次はパスCBPです。

退場者0人の方がパスCBPが高いです。

次はクロスCBPです。

退場者0人の方がクロスCBPが高いです。

次はドリブルCBPです。

退場者0人の方がドリブルCBPが高いです。

次はシュートCBPです。

退場者0人の方がシュートCBPが高いです。

次はゴールCBPです。

退場者0人の方がゴールCBPが高いです。

次は奪取Pです。

退場者0人の方が奪取Pが高いです。

次は守備Pです。

退場者0人の方が守備Pが低いです。守備Pに関しては、守備機会が増えるから守備Pが高くなるのではないかと推測できます。

やはり退場者が出ると不利な状況になるようです。

ではチームごとに見ましょう。

C大阪と広島は退場者を出しても勝点3、すなわち勝利したようです。他のチームは、退場者0人の勝点を上回っていません。

一部の試合では、マンガのように逆境を跳ね返し、退場者を出しても勝ったようですが、大方のところ、退場者を出せば不利な状況になるようです。

簡単ですが集計結果を報告させていただきます。

いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。