以前、名古屋の守備のことをブログにしましたので、今回は名古屋の得点について記載させていただきます。
下図は、勝点別の名古屋の得点です。
当たり前ですが、勝点3の試合の得点が最も多いです。
次に、様々な下位データを調べたのですが、勝点3の試合が明らかに多いものは枠内シュートのみでした。下図が勝点別の枠内シュート数になります。
勝点3の試合の枠内シュートは約5本、勝点1や0の場合は枠内シュートが半減しています。
勝点3の場合、得点が約2点、枠内シュート約5本ですので、2÷5で、決定率40%といったところでしょうか。同様に計算すると、勝点1の場合、決定率約19%、勝点0の場合、決定率約21%です。勝点3の場合は枠内シュートが多く、決定率も高いです。
次はCBPを確認しました。CBPの中では唯一シュートCBPが明らかに勝点3の場合の値が高かったです。
シュートCBPの場合は勝点0,1,3と階段状になっていて分かりやすいです。シュートCBPが高くなるほど勝点が増える関係にありそうです。どうやら枠内に正確にシュートを打つことによってチャンスが広がり得点に至るようです。
では選手別シュートCBPでは誰が高いのでしょうか。
マテウス選手のシュートCBPが高いです。しかしマテウス選手は勝点1のシュートCBPが最も高いです。他の選手ではというと、金崎選手、前田選手の勝点3の試合のシュートCBPが特に高いです。この二人が正確にシュートを打つことによって得点チャンスが大きくなるのでしょう。
では最後に選手別勝点別の得点です。
勝点3の試合で最も得点をあげているのは前田選手でした。よく見ると前田選手が得点すると全勝のようです。前述した金崎選手も勝点3の試合で5得点をあげています。マテウス選手も勝点3の試合で6得点をあげています。マテウス選手のシュートCBPと得点に差があるのは、①枠内シュートは多いがゴールキーパーにセーブされる、②マテウス選手のシュートから他の選手が得点する、などが考えられますが、短時間では手持ちのデータからは読み取れませんでした。
正確にシュートを打つのは大切なことですが、正確に打てる時と打てないときの差はよく分かりません。個人の技術の問題や、チームとしての崩しの問題等があると思います。また調べてみます。
今日のところは簡単に報告させていただきます。
毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
コメント(3)
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SPORTERIAスタッフ
2021/2/8 11:57
>正確にシュートを打つのは大切なことですが、正確に打てる時と打てないときの差
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ぴくしー
2021/2/10 21:45
SPORTERIAスタッフ様コメントありがとうございます。「相手が邪魔をしてくることでどれくらい難易度が上がっているのか、の定量化が…うーん😞」ここは、やはり難しいですね。
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ぴくしー
2021/2/10 21:46
2021シーズンの名古屋には、定量化云々ではなく、相手を完全に崩し切るサッカーを期待しています。
ここは凄く難しいところですよね。
相手が邪魔をしてくることでどれくらい難易度が上がっているのか、の定量化が…うーん😞