手元にデータがたくさんありますので、名古屋のディフェンスについてブログさせていただきます。名古屋は2020シーズン、無失点試合が17試合ありました。
そこで今回は無失点の試合と失点ありの試合を比較しました。得点、失点、勝点、CBP、その他下位項目について、無失点試合と失点ありの試合に分けて集計しました。集計結果は下記の通りです。
得点、失点、勝点については置いておきます。左記以外の項目を見ると、それなりに差があります。無失点につながりそうな項目というと、、、奪取Pは無失点の方が僅かながら数値が低い、、、守備Pは無失点の方が僅かながら数値が高い、、、タックルは無失点の方が僅かながら数値が低い。差がある項目がなかなか見当たりません。目を凝らしてみると、クリアは無失点の方が数値が高いです。1試合平均で4本以上差があります。クリア以外は、やはり見当たりません。
そこでクリアについてF検定後にt検定を実施しました。
5%水準で有意でした。まあ無失点の試合の方がクリア数が多いといって良いでしょう。全ての項目について検定を実施したわけではありませんが、それなりに差がある項目について検定を実施しました。しかし、有意差は認められませんでした。ということで上記表の項目で唯一無失点に影響しているのはクリア数の多さといえるでしょう。クリアが多くなることで無失点につながっているようです。クリアというと苦し紛れのキックのイメージがあるから、面白くない結果になってしまいました。ブロック数とかデータを集めればもっと違った見方になるかも。身体を張ってゴールを防いだとか。本当は奪取Pや守備Pが無失点の要因になってほしかったです。タックルとかも。
簡単ですが、以上で終わります。
毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
コメント(3)
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SPORTERIAスタッフ
2021/2/8 12:25
守備プレーが多いほうが無失点につながるのか、守備機会が少ないほうが無失点に繋がるのか、なかなか難しいところですね🤔
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ぴくしー
2021/2/10 21:50
SPORTERIAスタッフ様コメントありがとうございます。「シュート数と被シュート数の合計が小さい試合のほうが効率性で優るぶん、結果が良かったりするかも?」興味深い仮説ですね。いつかどこかで検証してみたいですね。
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ぴくしー
2021/2/10 21:52
「守備プレーが多いほうが無失点につながるのか、守備機会が少ないほうが無失点に繋がるのか」このように文字にしてくれると、何かヒントになるような気がします。
先のブログで「攻撃の効率が高い」というのがあったので、シュート数と被シュート数の合計が小さい試合のほうが効率性で優るぶん、結果が良かったりするかも?(未調査)