コンペの締切も過ぎ、ブログの投稿数が減りましたので、SPORTERIAが少しでも注目されるように勝手に投稿させていただきます。

今回は名古屋のゴール期待値です。

2020シーズンJ1リーグの平均得点、ゴール期待値、差(得点-期待値)、増加率を計算しました。結果は下記の通りです。

最も差が大きいのは柏でした。1試合当たり、ゴール期待値よりも0.41点多く取っています。なんとなくオルンガ選手のことが心に浮かんできます。2位は横浜FM、3位は川崎Fと攻撃的なチームが続きます。

そして4位には我が名古屋グランパスがはいりました。名古屋は守備がよかったイメージがありますが、攻撃もそれなりに良かったようですね。といってもゴール期待値よりどれだけ多く得点したかという指標においてですが。それでも、1試合当たりゴール期待値よりも0.15点多く取っている。また増加率に表すと12.8%も改善しているということになります。

では、視点を変えて、選手ごとに見ていきます。当該選手が出場した試合において、実得点とゴール期待値にどれだけ差があったのかを集計しました。マイナスの選手もいますので、上位の選手のみ記載しました。また出場時間が短い選手は除きました。

最も差が大きかったのはガブリエル シャビエル選手でした。ガブリエル シャビエル選手が出場した試合はゴール期待値よりも0.26点多く得点していました。名古屋の平均は0.15ですので、平均よりも0.11点多く得点したことになります。

次は金崎選手、阿部選手と続きました。

マテウス選手は名古屋の攻撃を牽引してくれましたが出場試合数が多かった。全試合出場した選手は当然のことながら平均値へ収束(平均値への回帰)しますので、差が生じないことになります。マテウス選手もこれに当てはまります。少し特殊な視点から計算しましたので、今回の評価方法ではマテウス選手は良い評価にはなりませんでした。

いずれにしても、出場するとゴール期待値以上に得点を取れる状況になるという選手は各チームに存在します。このような選手を上手く活用することで、得点を奪うのも一興かと思います。


いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。