毎度のことながら、Football LABさんからデータを拝借しました。

今回は清水の守備です。2021シーズンの清水の監督は守備に定評がある(と聞いています)ロティーナ監督にかわりました。2020シーズンの清水はリーグ最多の70失点を喫し、守備の改善が最大の課題です。ロティーナ監督にかわり3試合が消化しました。統計を取るにはまだ早い気もしますが、変化があるのかどうか数値を確認させていただきます。


下表はシーズン別の1試合当たりのタックル数です。

タックル数は約1.7回減っています。

次は1試合当たりのクリア数です。

クリア数は約13回増えています。

次は1試合当たりのインターセプト数です。

インターセプト数は約1回増えています。

次は1試合当たりの相手チームの30mライン進入回数(清水から見た場合、被30mライン進入回数)です。

被30mライン進入回数は約0.5回減っています。大して減っていません。

次は1試合当たりの相手チームのペナルティエリア進入回数(清水から見た場合、被ペナルティエリア進入回数)です。

被ペナルティエリア進入回数は約4回減っています。被30mライン進入回数の減少以上に被ペナルティエリア進入回数は減っています。相手をペナルティエリアへ進入させていないということです。

次はCBP(チャンスビルディングポイント)守備編です。まずは1試合当たりの奪取Pです。

奪取Pは約17ポイント増えています。

次は1試合当たりの守備Pです。

守備Pは2.9ポイント増えています。

次は1試合当たりのセーブPです。

セーブPは約0.55ポイント増えています。CBP(守備編)は攻撃回数が増えるとポイントが増えるという側面もあります。

次は1試合当たりの相手チームの攻撃回数(清水から見た場合、被攻撃回数)です。

被攻撃回数は約6回増えています。攻撃回数が増えているため、やはりCBP(守備編)も増えている可能性があります。

次は1試合当たりの相手チームのチャンス構築率(清水から見た場合、被チャンス構築率)です。

被チャンス構築率は約1.7ポイント減っています。被攻撃回数が増えているにもかかわらず、被チャンス構築率は小さくなっています。攻撃されてもチャンスは作らせていないことが分かります。


3試合の数字を拾っただけですが、2020シーズンよりも2021シーズンの方が守備力が向上していることが伺えます。タックルは減りましたが、クリアやインターセプトなど基本数値の上昇、被ペナルティエリア進入回数の減少、攻撃回数が増えたにもかかわらず被チャンス構築率の縮小、CBPの上昇が数値として表れています。まだまだ発展途中だと思いますが監督交代による効果が数値に表れています。

簡単ですが報告させていただきます。