いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。今回は攻撃回数です。シーズンが始まったばかりで統計を取るのもどうかと思いましたが、とりあえず計算しました。対象は2021シーズンの3/14までに消化した試合です。
攻撃回数は、相手チームの視点に立てば被攻撃回数になります。攻撃回数が多いチームは被攻撃回数も多くなるのか?それとも攻撃回数が多いチームは被攻撃回数は少なくなるのか?
各チームの1試合当たりの平均攻撃回数と平均被攻撃回数を求めました。結果は下表の通りです。
よく分からないですね。
分かりやすくするために偏差値にしました。
偏差値55以上のセルは赤色、偏差値45以下のセルは緑色にしました。攻撃回数偏差値と被攻撃回数偏差値のセルの色が同じチームが多いです。何となく相関関係になりそうです。
この数字をもとにグラフ化すると下図の通りになります。
攻撃回数が多いチームは被攻撃回数も多く、逆に攻撃回数が少ないチームは被攻撃回数も少なくなる傾向にあることが分かります。
相関係数を求めると r=0.87 となり、非常に強い正の相関関係になります。
右上のチームほどハイテンポのサッカー、左下のチームほどスローテンポのサッカーになると言えるでしょうか。
攻撃回数と勝点、被攻撃回数を勝点の相関係数を求めたところ、ほぼ無相関に値する数字になりました。攻撃回数が多いから勝点が多いというような関係にはなりません。
攻撃回数、被攻撃回数をもとに統計を取るだけでも面白いものが見えますね。
コメント(1)
-
SPORTERIAスタッフ
2021/3/18 18:06
たしかに攻撃が終わると(基本的には)相手の攻撃になるので、強い正の相関は出そうですね💡
>右上のチームほどハイテンポのサッカー、左下のチームほどスローテンポのサッカーになると言えるでしょうか。
はまさにその通りだと思います!