いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
分析というには、あまりに簡単なものですが、少し計算してみました。データとしてアクチュアルプレーイングアタイムという指標があります。どういった項目と関係が深いのか相関係数を計算しました。結果は下記の通りです。
ゴール期待値、シュート数、攻撃回数、ドリブル回数、パス本数について計算しました。なおそれぞれの項目は1試合当たりの数字、すなわち両チームの合計数字とアクチュアルプレーイングタイムの相関係数を計算しました。
ゴール期待値、シュート数、ドリブル回数はほぼ無相関です。攻撃回数は弱い負の相関関係にあります。そしてパス本数は相関係数0.93であり非常に強い相関関係にあります。
パス本数とアクチュアルプレーイングタイムの相関係数が高くなることは容易に想像できます。他の項目ももう少し高くなる気がしましたが、結果はそうではありませんでした。
散布図にすると下記の通りになります。
近似直線と決定係数(R二乗)を記載しておきました。決定係数がもっと高くなる近似曲線がありましたが、分かりやすいように近似直線にしておきました。それでも決定係数は0.8723であり、非常に高い決定係数です。アクチュアルプレーイングタイムが伸びるとパス本数が多くなることが数値としてもよく分かります。
この数値を使って何かやるわけではありませんので、分析としてはお粗末ではありますがアクチュアルプレーイングタイムについて報告させていただきました。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2021/4/20 12:17
なるほど、パスが繋がるほどインプレーの時間は長くなりそうなので、確かにAPTとパスの相関は高そうですね!
攻撃側に技術があってパスを繫げるから長くなるのか、パスを(危険なエリア以外では)繋げさせてもいい守備をしているのかを区別するのは難しそうですが…🤔