少し時間が取れたので、J1リーグとブンデスリーガにおけるゴール期待値の差について簡単にレビューさせていただきます。

使用するデータは、J1リーグは2021シーズン中断前、ブンデスリーガは2020-2021シーズンです。

「ゴール期待値と実際の得点との差」と「順位」について関係を求めました。「ゴール期待値と実際の得点との差」については、期待値以上に得点を奪うことが出来れば勝点や順位に大きく結びつくだろうといった予測からです。順位に関しては、J1リーグはシーズンが終了しておらず、チームによって試合数に差があるため、公式順位ではなく、1試合における平均獲得勝点の大小によって順位を変換しました。変換後は、横浜FMが2位、名古屋グランパスが3位というようになります。

数値に関しては、可視化した際に分かりやすいように基準値にしました。

横軸(x軸)・・・・順位基準値

縦軸(y軸)・・・・ゴール期待値差基準値


こちらがブンデスリーガです。

正の相関関係にあります。右下に近似直線と決定係数(R二乗)を記載しました。レヴァークーゼンとライプツィヒが近似直線から大きく外れているように見えます。

次がJ1リーグです。

J1リーグとブンデスリーガを比較すると下記の通りになります。

近似直線の傾き J1リーグ:0.7859 ブンデスリーガ:0.646 J1リーグの方が傾きが大きいです。「ゴール期待値以上にゴールを奪えば奪うほど順位が上がる」という図式が見え、それはJ1リーグの方が顕著です。

決定係数(R二乗) J1リーグ:0.6177 ブンデスリーガ0.4173 J1リーグの方が決定係数は大きいです。J1リーグの方がはまっています。近似直線で述べたことが、よりはまっているということになります。

以上から、「ゴール期待値以上に得点を奪うことが順位に影響する」ことは、J1リーグの方が結果における寄与率が高いと言えるでしょう。サッカーは得点だけではありませんけどね。

ブンデスリーガではレヴァークーゼンとライプツィヒ、J1リーグでは川崎Fが近似直線から大きく外れているように見え、結果に影響を及ぼしているように見えます。この3チームをデータから除けば、両リーグの結果が近づくことが予測できます。しかし、ここで計算された近似直線を他に応用することもないだろうから、レヴァークーゼン、ライプツィヒ、川崎Fも外れ値とせずに計算しました。


J1リーグのデータは、いつものことながらFootball LABさんから拝借しました。

ブンデスリーガのデータはFootyStatsさんから拝借しました。

データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB[フットボールラボ] (football-lab.jp)

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