いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。

ドリブル回数とドリブルCBPというデータがありますので少し分析しました。ドリブルCBPの定義は省略。Football LABさんのホームページをご覧ください。

各チームの平均ドリブル回数と平均ドリブルCBPは下記の通り。

この数字をそのまま使うよりも基準値にした方が扱いやすいため基準値に直す。基準値にすると、平均が0になる。散布図にした際、0でラインが引かれるため、平均よりも上か下かが一目でわかる。

そして散布図にしたのが下図になる。

右上の札幌はドリブル回数が最も多く、ドリブルCBPが最も高いチームである。ドリブルに関しては最も成功しているチームといって良いだろう。次は広島、川崎Fと続く。

左下から右上に続くラインが一本ある。これは散布図の近似直線である。数式はy=0.893x+2のマイナス16乗である。この近似直線よりも上に位置していればドリブル回数に対するドリブルCBPが平均よりも高いということになり逆もしかりである。右に位置する名古屋はドリブル回数は多い。しかしドリブル回数の多さに比べて、ドリブルCBPは低く、期待されるほどドリブルではチャンスを作れていないということになる。

左下の大分はドリブル回数もドリブルCBPも低い。ドリブルからチャンスを作れていないということがわかる。

上記以外のチームは平均に近く特徴的ではないが、柏、横浜FM、G大阪、鹿島、鳥栖、C大阪、浦和、横浜FC、福岡は近似直線よりも上に位置していることから、ドリブル回数に比べてドリブルCBPは高い。仙台、徳島、FC東京、神戸、清水、湘南は近似直線よりも下に位置していることから、ドリブル回数に比べてドリブルCBPは低いということになる。FC東京は意外と低かった。

散布図上にR二乗=0.7974という表示がある。これは決定係数といって、この近似直線の当てはまりの具合を示している。この決定係数の数値(0.7974)から精度は高いと言える。

簡単すぎて分析というにはおこがましいですが、ドリブル回数とドリブルCBPに関して分析させていただきました。