いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借した。

拝借したデータを下表の通り集計した。今回の特徴はホーム、アウェイ別に集計したところである。チーム名の後に記載されているHがホーム、Aがアウェイである。

攻撃CBPをパスCBPやクロスCBPと同列に扱うことに賛否があると思われるが、学術論文を執筆するわけではないから取り敢えず無視する。なお全チーム集計してあるが、表が縦に長くなり、筆者の技術では1枚の画像としてブログに掲載できないため、一部のみ掲載した。

そして、上表をもとにクラスター分析を行った。

データさえ作成すれば、分析ソフトがクラスター分析を行ってくれるから楽なものである。そしてクラスター分析結果の樹形図は上図の通りになった。最初に9チームと31チームに大きく2つに分かれ、その後31チームが21チームと10チームに分かれていることが分かる。クラスターが大きすぎても小さすぎても分析しにくいため、便宜上8つのクラスターに分けた。上図赤線で分けた部分である。

一覧表は下記の通りである。

川崎F・名古屋・徳島・・・・ホーム、アウェイともに同じクラスター内に位置している。ホーム、アウェイともに戦い方に大きな違いがないと言える。

大分・仙台・横浜FC・・・・川崎F・名古屋同様である。最も大きな違いは上位か下位かというところである。川崎F・名古屋が自分たちのサッカーを貫いたのに対して、大分・仙台・横浜FCは自分たちのサッカーを出せず、相手に押し切られてホーム、アウェイともに同じクラスターに陥っているのではないかと思う。

ブログが長くなってしまうため、数値的なことは別のブログに記載しようと思うが、樹形図から大雑把に言えるのが、最初の分岐で左に位置する方が攻撃的、右側が守備的ということである。そしてホームとアウェイが左と右に分かれているのがC大阪・広島・鹿島である。C大阪・広島・鹿島はホームでは攻撃的、アウェイでは守備的にゲームを展開するクラスターに位置している。守備的といっても、守備を重視する戦術と守備に忙殺されるのでは大きな違いがあるが。

クラスターごとの数値に関しては次のブログに掲載することにする。