いつものこととは違いますので、Football LABさんだけでなくELGOLAZOさんからもデータを拝借しました。

『攻撃の方は相手ゴールに近づかないといけないですが、守備の方は引いてゴール前を固める(=そこまでは前進を許容する)ことも考えられるので、どこまで数字通りに見ていいのかも考える必要がありそうですが…🤔』

とコメントをいただきましたので少し考えてみました。

とりあえず下表を作成しました。

項目(指標)の説明

FW・・・・FWのタックルライン、単位はメートル。(ELGOLAZOさんからデータを拝借しました。以下省略。)

MF・・・・MFのタックルライン、単位はメートル。

DF・・・・DFのタックルライン、単位はメートル。

FW-MF・・・・FWタックルラインからMFタックルラインを引いた値、単位はメートル。

FW-DF・・・・FWタックルラインからDFタックルラインを引いた値、単位はメートル。

MF-DF・・・・MFタックルラインからDFタックルラインを引いた値、単位はメートル。

MF/FW・・・・MFタックルラインをFWタックルラインで除した値、単位は%。

DF/FW・・・・DFタックルラインをFWタックルラインで除した値、単位は%。

DF/MF・・・・DFタックルラインをMFタックルラインで除した値、単位は%。


上表の値を使い相関係数を算出しました。下表の通りです。

ピンクのセルは絶対値で0.3以上の値です。0.4で区切ると「失点-FW」しか対象にならないので、基準を少し緩めました。この結果から分かることは以下の通りです。

●「失点・FW」-0.412 FWのタックルラインが高い方が失点は少なくなる傾向がある。

●「失点・”FW-MF”」-0.398 その一方でFWとMFのタックルラインはある程度距離がある方が良い。近すぎるとFWとMFが1ラインになってしまう。

●「失点・”FW-DF”」-0.321 FWとDFのタックルラインはある程度距離がある方が良い。3ラインを保つ。

●「失点・”MF/FW”」0.364、「失点-”DF/FW”」0.176 DFとMFの距離よりもMFとFWの距離を広くした方が良い傾向にある。「前からプレス」と「どっしりと構える」の2つの役割(かな?)。


失点が少ない順に並べ直しました。


失点が少ない上位6チーム、中位8チーム、下位6チームの平均を算出すると、下表の通りになります。

相関係数のところで述べた通りになっているのかなと思います。


次は偏差値ごとの平均です。失点偏差値60以上は川崎F、名古屋の2チームです。失点偏差値40以下は仙台、横浜FCの2チームです。この4チーム以外は偏差値40~60に収まりました。

上位下位で比較するよりも差が顕著になった気がします。


付け加えると上位下位や偏差値で分類しても全ての項目において有意差認められませんでした。ですので僅かな差ということになります。


平均のまとめ

●FWのタックルラインは高い方が良い。上位6チームは61.1m、偏差値60以上は62.6mということで60m以上の高さが必要です。

●FWとMFのタックルラインはある程度の距離がある方が良い。上位6チームは18.2m、偏差値60以上は17.9mということで大体18m必要です。

●FWとDFのタックルラインはある程度の距離がある方が良い。上位6チームは29.5m、偏差値60以上は32.3mということで大体30m必要です。

●FWとMFのタックルラインはある程度の距離がある方が良い。割合(MF/FW)で表現すると、上位6チームは70.2%、偏差値60以上で71.3%ということで、約70%です。失点が多いチームは割合が大きくなり(FWとMFのタックルラインが近くなるという意味)、FWとMFが1ラインの状態に近くなります。


取り敢えず色々考えてみました。これ以上有効な数字は持ち合わせていませんので、私が出来ることはこれで終わりです。

このような数字をたたき台にすれば、前から積極的に守備をしているのか、引いてゴール前を固めているのかを判断できるのではないかと思います。どのようにすればよいかの答えは持ち合わせていませんが。


『攻撃の方は相手ゴールに近づかないといけないですが、守備の方は引いてゴール前を固める(=そこまでは前進を許容する)ことも考えられるので、どこまで数字通りに見ていいのかも考える必要がありそうですが…🤔』→この一文に対して少しは貢献出来ましたでしょうか?