自宅から最も近い全国リーグを観戦した。新型コロナウイルス感染症流行のため、職場から行動制限がかけられており、人混みには出かけられない。Jリーグは混んでいるのが容易に想像できるため、Honda都田サッカー場のバックスタンドで観戦した。予想通り、観覧席もコンコースもガラガラであり、屋外及び風が吹いていたため、これで感染したらもうあきらめるしかない。


出来るだけ空いている場所と思い、アウェイ奈良クラブ応援席近くで観覧した。地元のHondaFCを応援していたのだが、ハーフタイムに奈良クラブサポーターから「後半も頑張りましょう!」とお菓子を頂いた。美味しいお菓子を頂いたため、お礼を兼ねて分析させていただく。

試合結果は1-1の引分でした。

JFLのオフィシャルWebサイトにスタッツがあったため使用させていただいた。

日本フットボールリーグオフィシャルWebサイト|2022年|試合日程・結果 (jfl.or.jp)



Football LABさんほどではないが、それなりにスタッツが公開されていた。

1~16節のスタッツを勝点別に集計し17節(引分)の結果を追加したのが下表である。


こちらは対戦相手の成績である。



こちらは当該チームと対戦相手との数値差である。


17節を含めた数値差をもとに相関分析をしたところ下記の通りになった。

HondaFCはラッキーな引分、奈良クラブは妥当な引分といったところ。


これを踏まえて、最初の表を見返すと、

HondaFCはシュート数が少ない。観戦した筆者の主観ではHondaFCのボール保持率は60~70%であった。その割にシュート数が少ない。相手のファウルが20あり、直接FKが15、間接FKが3あったにもかかわらずシュートに至らない。相手のファウルが20ということは4分30秒に1回ファウルがあったということであり非常に多かった。ポゼッションを基本戦術としているHondaFCにとってはリズムが狂わされたのではないか。オフサイドは0であり、早い攻撃や裏抜けが少なかった。相手GK(ゴールキック)は少なく、ボールをキープした割にはエンドラインまで到達していない攻撃が大半であった。そして2回あったPKのうち、1回を決めることが出来なかったことが、引分に終わった最大の原因であろう。「数値的には負けてもおかしくなかったが、何とか引分に持ち込んだ」と思う。


奈良クラブはシュート数が3本と非常に少ない。しかし相手GK(ゴールキック)は10本であり、エンドラインに到達する攻撃は回数、割合ともにHondaFCを上回っていた。ファウルは20回と多いが、HondaFCの攻撃をよく潰していた。そして2回あったPKのうち、1回をゴールキーパーのファインセーブで防いだことが、引分に終わった最大の原因であろう。



簡単ですが、以上で番外編を終わります。