「JFL HondaFC vs 奈良クラブ」を観戦し、奈良クラブに興味を抱いたため少し調べてみた。

JFLオフィシャルWebサイトでは下記のスタッツが公開されている。前半と後半に分けてスタッツが示されているが、非常に良いデータだと感じる。前半と後半の流れが分かるからだ。今回はこれを使用させていただく。奈良クラブは16試合を消化しているため、16試合を対象とした。

スタッツの種類としては得点から退場までの11種類しかないが、これを活用すると多くのスタッツが生まれる。今回は下表に示した95種のスタッツに作成し直し分析することとした。


こちらは奈良クラブから見たスタッツの項目です。


こちらは相手チームから見たスタッツの項目です。



項目別の数値は膨大なため、掲載は割愛させていただく。そして上表の数値をもとに相関係数を算出した。どの項目が勝敗に結びついているのかを調べるために、勝点との相関係数が0.4以上の項目を下記に示した。

解釈については表中に記載した通りである。

奈良クラブは前半に先制し、後半は耐える、先行逃げ切り型のチームのように見える。しかもアウェイの方が勝っているようである。後半が弱いようであるが、戦術?、スタミナ不足?、選手層が薄い?様々な仮説が挙げられるが、今回の数値データだけでは判別できない。



上表の項目について、勝敗別の数値を集計すると下表の通りになる。

重複した項目はまとめた。この項目が、相関関係が強い項目である。相関係数ではなく、実際の数値をみても関係性がありそうなことが分かる。


以上を踏まえて、先制・非先制別(先制できなかった試合のことで、先制された試合のことではない)の勝敗を集計すると下表の通りになる。

先制すればほぼ勝利し、負けることはない。しかし先制できなかった場合、勝つことはできない。やはり先行逃げ切り型のチームのようである。


奈良クラブを1回観て数値をもとに書きました。奈良クラブに詳しい方がいたら、ご教授ください。