いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。

2022シーズンのサガン鳥栖の数字を拾いました。


まずはチーム別のスプリント数です。

鳥栖が最も多く、平均よりも約30回多いです。スプリント数は鳥栖の強みだと分かります。


次は鳥栖の勝点です。

鳥栖の勝点は42、最大勝点は102(34試合×3)ですので、勝点率は41.2%(42÷102)になります。

スプリント数と勝点の関係を見て行きます。


鳥栖のスプリント回数の上位を拾いました。

偏差値60のスプリント回数である241.2回以上の試合です。5試合が該当し、4勝1分です。

勝点率は86.7%であり、全試合の勝点率(41.2%)の2倍以上です。このことからスプリント回数が多いことは勝点獲得に大きく寄与していることが分かります。


次は相手チームのスプリント数です。こちらは少ない方を拾いました。

偏差値40の値(159.8)よりも少ない試合を拾いました。相手チームは2勝1分1敗で勝ち点率は58.3%です。予測よりも高い値でした。単純ではないようです。


次は鳥栖と相手チームとのスプリント数の差を拾いました。

上記の通り、相手チームとの差が大きい試合を拾いました。偏差値60(54.6)以上の試合は4試合が該当し4勝で、勝点率は100.0%でした。偏差値60に満たなくても、スプリント数の差が40を超える試合は上表の通り10試合が該当し、7勝3分で、勝点率は80.0%でした。単純なスプリント数ではなく、相手チームより大きく上回ることが勝点獲得につながっています。

可視化すると下図の通りになります。


最後はスプリント率です。スプリント率は「鳥栖スプリント数÷相手チームスプリント数」です。

上記の通り、スプリント率が大きい試合を拾いました。偏差値60(132.5%)以上の試合は3試合が該当し3勝で、勝点率は100.0%でした。偏差値60に満たなくても、スプリント率が120.0%を超える試合は上表の通り11試合が該当し、7勝3分1敗で、勝点率は72.7%でした。どのぐらいの割合で相手を上回ればいいのかということを示しています。

可視化すると下図の通りになります。


自分たちの強みを発揮できれば、勝点獲得につながります。

あまり深い考察はしませんが、以上で終わります。