毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
対象は2022シーズンJ1リーグ全試合です。
チームごとにFW・MF・DFそれぞれのタックルラインと平均奪取Pを算出し、相関係数を求めました。
結果は下表の通りです。
MFタックルラインととDFタックルラインは奪取Pと弱いながらも相関関係にあるようです。
MFタックルラインやDFタックルラインが高いと奪取Pが大きくなります。
簡単に言うと、プレスがかかりボール奪取に成功しているんですかね。
各チームのMFタックルラインと奪取Pは下記の通りです。
散布図にしました。
相関係数は0.43であり、関係性が弱いため、一直線にはなっておらずバラツキが大きいです。
MFタックルラインが高いチームと低いチームが2極化しているようにも見えます。
ラインを高く保ちプレスをかけるチームと低い位置でボールを奪うチームと分かれているようです。
各チームのDFタックルラインと奪取Pは下記の通りです。
散布図にしました。
相関係数は0.42であり、関係性が弱いため、一直線にはなっておらずバラツキが大きいです。
MFタックルラインのように2極化はしていないようです。
それでもMFタックルラインが高いチームはDFタックルラインも高いようです。
MFとDFのタックルラインの散布図です。
相関係数は0.4です。散布図として見ても、バラツキが大きいことがよく分かります。
チームごとの志向がかなり異なるようです。守備のコンセプトが大きく異なるのでしょう。
右上の横浜FM、京都、湘南、広島は特徴的です。
しかし左上の札幌はもっと特徴的でMFとDFのタックルラインは約2mしかありません。
簡単ですが、本日はここまで。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2023/2/14 15:09
>MFタックルラインが高いチームと低いチームが2極化しているようにも見えます。
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ぴくしー
2023/2/15 19:14
SPORTERIAスタッフ様コメントありがとうございます。「やりたいができていない」→戦術浸透度もしくは力量の低さですかね。いずれにしても良い結果(各チームの目標)には通じないですね。
>右上の横浜FM、京都、湘南、広島は特徴的です。
MFタックルラインが高いということは、それだけボールにチャレンジできる距離まで寄せられているということで、固まっているのかなと思いました。
一方でMFタックルラインが低いチームは
「やりたいができていない」
のか
「やろうとしていない」(最初からある程度引いて守るイメージ)
かで変わってくるのでバラつくのかな?…と。
前者のほうが失点のリスクは高そうな気がしますね。