筆者の予想に反して、現時点で町田がJ1リーグ首位です。
少し時間が取れましたので、数字を拾ってみました。
毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。
2024年5月6日までに終了した2024シーズンJ1リーグが対象です。
まずFootball LABさんからチームスタイル指標別指数を拝借しました。
いつ時点のデータかの記載はありませんが、最新のデータを使用しました。
上記データをクラスター分析しました。
樹形図は下記の通りです。
綺麗に3つのクラスターに分かれました。
下表の通り、クラスター別一覧にしました。
クラスターの重心を調べたところ下記の通りになりました。
黄色のセルは指数が60を超えたチームスタイルです。指数が60を超えているということから強みと言えます。
このことから、ショートカウンターとロングカウンターが強いクラスター2をカウンター型と定義しました。
次に敵陣ポゼッションと自陣ポゼッションが強いクラスター3をポゼッション型と定義しました。
そして指数が60を超えたチームスタイルがないクラスター1を中間型と定義しました。
ここでようやく町田の登場です。
町田のクラスター別の勝敗を調べました。
下表の青色セルは勝ち、黄色セルは引き分け、赤色セルは負けです。
なんだか勝敗がはっきりしているようです。
また町田自身がカウンター型であることも分かります。
町田は、クラスター1の中間型に対しては6勝1分1敗で非常に相性が良いです。
またクラスター3のポゼッション型には2勝0分0敗で負け知らずです。
しかしながらクラスター2のカウンター型には0勝0分2敗で非常に相性が悪いです。
カウンター型の町田は、神戸戦のボール保持率は52.1%で50.0%を超えています。町田が勝った試合の平均ボール保持率は41.6%です。神戸戦ではボール保持率が高まり、「カウンター型神戸vsポゼッション型町田」の構図になってしまい町田の良さが消されたのではないでしょうか。
広島戦のボール保持率は45.9%であり50.0%を切っていますが、町田が勝った試合の平均ボール保持率41.6%を上回り、また町田の強みであるクロスが8本(全試合平均17.6本)と町田の良さが消されています。
磐田戦のボール保持率は56.0%であり、神戸戦同様「カウンター型磐田vsポゼッション型町田」の構図になっています。この試合はテレビで視聴しましたので、まさにポゼッション型町田のように見えました。
チームスタイル指標を通して数字を見ると、町田のことが少し分かってきたように思います。
簡単ですが、以上で終わります。
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