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先日のブログ「不快指数と攻撃回数の巻不快指数と攻撃回数の巻 | SPORTERIA」の続きです。

2024シーズンJ1リーグの話です。

いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。


前回は攻撃回数のことを書きました。

よって今回は攻撃回数上位3チームの話です。

上位3チームは神戸、札幌、広島です。

3チームの各種データと不快指数の相関係数を求めました。

まず神戸です。

神戸の各種データの内、不快指数と相関関係がある(相関係数が絶対値で0.4以上)のデータは下記の通りでした。



総走行距離、スプリント、攻撃回数です。

この中で最も相関係数が大きいスプリントと不快指数の関係を可視化しました。



不快指数が高くなるとスプリントが減ることが分かります。


次は札幌です。

札幌のデータの内、不快指数と相関関係がある(相関係数が絶対値で0.4以上)のデータは下記の通りでした。



攻撃回数、61-75ポゼッションです。61-75ポゼッションとは、試合時間の内61分から75分のポゼッション(ボール支配率)のことです。

61-75ポゼッションと不快指数の関係を可視化しました。



相関係数が-0.44であり、相関関係はそれほど強くありませんのでゆるい関係です。ですが不快指数が高くなると61-75ポゼッションは下がります。


最後に広島です。

広島の各種データの内、不快指数と相関関係がある(相関係数が絶対値で0.4以上)のデータは下記の通りでした。



総走行距離、スプリント、攻撃回数でした。

総走行距離で可視化しようと思いましたが、相関係数はそれほど大きくないため、最も相関関係が強いスプリントを可視化しました。



不快指数が高くなるとスプリントが減ることが分かります。神戸と同じ傾向です。


不快指数と相関関係にあるデータを抜き出し可視化しました。

恐らくですが、良く走るチームにとって不快指数は天敵なのだと思われます。

2025シーズンをもって春秋制が終わります。

夏季にJリーグが開催されるのは最後になりますが、不快指数のことも考えながらJリーグを観戦しようと思います。


簡単ですが、以上で終わります。