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<直近の日程>

横浜FM]

vsC大阪(H) △2-2 から中3日

次節 中3日で vs柏(A)

[川崎]

vsFC東京(H) 〇1-0 から中4日

次節 中2日で vs鹿島(A)


<スターティングメンバー>

フォーメーション図

前節から2人変更

畠中→エドゥアルド 水沼→エウベル


フォーメーション図

前節から2人変更

車屋→山村 マルシーニョ→宮城


<スタッツ>

基本スタッツ

決定機の数 [横浜FM] 2[川崎] 4


<川崎のプレッシング>

試合前から両チームがお互いの攻撃をどう制限していくかに注目が集まっていたが、川崎が仕掛けてきたプレッシングはやはりこの試合の大きなトピックの一つになった。序盤はうまくハマらず、マリノスが優位に試合を進めていたが、前半20分頃から徐々に機能し始めてボールを保持できる時間が増え、32分に先制点を挙げることに成功する。その狙いを考察していきたい。


3トップを下げないことで奪った後の攻撃の枚数を確保。奪ったあとも一直線にゴールに向かうのではなく、ボールホルダーに食いついてくるマリノスの守備を見越して「引きつけてから出す」を意識していたように見えたところも憎かった。川崎が途中でプレッシングの狙いを変更したから上手くいったという見方もあると思うが、個人的には狙いを変えたわけではなく、修正によって当初からやろうとしていた形ができてくるようになったと思っている。開始35秒頃に脇坂が迷わず小池龍にアタックしに出てきており、チャナティップも開始直後から松原の立ち位置をしきりに確認している様子が見られることから、マリノスのSBにIHをぶつけて奪おうという意図は早い段階から感じられた。序盤、うまく機能しなかった理由としては①マリノスの2CBに対して3トップが制限をかけきれず余裕を与えてしまい、間を通されてしまっていた。②SBを外に追い出すために中央を締めているのにマリノスの両SB(特に小池龍)が構わず中に入ってきた(→想定外の事態に事前に準備した動きが思い切ってできなかった)ことが考えられる。それを受けて川崎が修正した部分は3トップの役割分担を明確にすること。3人のプレス方向を基本は縦のみにして、ダミアンは中央から動かない。両WGは2CBに対して前に立って、縦のパスコースを完全に消す(奪いにはいかない)この修正により空いていた3トップのすき間が閉じられたことで、マリノスは川崎の思惑通りの外循環を強いられ、パスコースを限定されてボールを失う場面が増えていく。しかし、後半マリノスもSBの立ち位置を修正して対応することができ、このプレッシング自体にもIHがアンカーポジションの選手を気にして思い切ってSBにアタックできなかったり、SBまでの移動距離の長さに起因する穴も見え隠れしていたので川崎としても課題が残る部分があったと思われる。


<マリノスの守備どうだった?>

川崎相手に4得点を挙げたことが大きく取り上げられる試合になったが、ここでは守備の部分について考えていきたい。試合後のインタビューで仲川も触れていたが2試合連続の2失点、そしてどちらの試合でも相手に先制を許している。今後の試合に向けても改善していかなければいけないだろう。この試合でのマリノスの守備を敵陣での守備(プレッシング)と撤退後の自陣守備に分けて振り返っていきたい。


<敵陣での守備>

結論から言えば上手くいかなかった部分が多かったと思う。象徴的だったシーンを一つ取り上げたい。

谷口からアンカーの橘田へ簡単につけられてしまい、その後もボールを奪えず、逆サイドに展開されてしまった。この試合でのプレッシングの問題点はプレスをかけ始める前線の2枚(レオ、マルコス)と中盤4枚の間が広がりすぎてしまったことに起因すると考える。セオリーではなく「マリノスのスタイル」を踏まえての改善策として挙げられるのは①行くと決めたらボランチは割り切って迷わずに前に出る②マルコスが一つ上がるのではなく4-2-1-3のままでプレッシングを行う の2つだろうか。①はリスクも大きいがパスの出どころさえ制限できれば追い込んで奪うチャンスは広がってくる。中途半端になるよりよほど良いのではないか。②については観る側はすっかり4-4-2の形に慣れてしまったが、そもそもアンカーシステムを用いてくると分かり切っている相手に対して、かみ合わせを悪くしてまで2CBに2人をぶつける必要があるのか、という部分。少なくともこの試合においてはそのメリットは感じられなかった。マルコスがアンカーを消し、2ⅤOが相手IHを抑え、レオがCBに対して中を切りながら外に追い込む形はNGなのだろうか。とはいえ、全てがダメだったわけではなく、うまく連動できて相手をサイドに追い込めた場面も何度かあったので、次節どう修正するかに注目したい。


<自陣での守備>

敵陣守備と同様、不安が残る部分が多かったと思う。気になったのはSBとCBの間。いわゆるチャンネルと呼ばれるスペース。状況は異なるが2つの失点はいずれも「チャンネルを走られてからのクロス」から。自分の中で明確な答えは出てきていないが、改善できるとすれば、大外でボールを持つ相手に寄せる選手(主にSB)がもう少しだけ縦寄りの切り方をしてもよいのかなと感じた。その分、中が空いてしまうが川崎のようにチャンネルランが得意な相手に対して裏を取られるよりは中に入れさせたところを狙うほうがリスクは抑えられるように思う。現状、チャンネルを埋める役はボランチと設定されているように見えるが、この部分もボランチが間に合わないときはボールサイドのCBが外に出て2CBの間を他の選手が埋める、といった方法もなくはない。もう一つ気になるのはWGのプレスバック。WGにどこまで守備での負担を求めるか、は難しい部分でもある。が、キツいのは重々承知でWG(特にエウベル)にはもう少し頑張ってもらいたいとも感じた。自陣での守備も敵陣同様、次節どう修正するかに注目したい。


<エドゥアルドがマリノスデビュー>

守備スタッツ - エドゥアルド

成功率こそ高くなかったが(5本中2本成功)ロングフィードには好感を持てた。特に54:13頃に仲川に通したパスは持ち味が発揮されていたと思う。また、18:17頃の被決定機のシーンでもきちんとゴールカバーに走っているのも良かった。個人のプレーはもちろん、畠中とともにDFラインだけでなく、守備局面での全体に向けた声での統率にも期待したい。


次節はクリーンシートでの勝利を。