勝利しました!


こんばんは、ムファサです。


お互いに直近負けなしで迎えたアウェーいわき戦。

チケットは完売で画面越しでもスタジアム全体から熱気を感じた一戦は、最後の最後で得点したジュビロ磐田が勝利しました。



前節をベースに、途中出場していた古川と海音が今節はスタメンに名を連ね、また、累積で出場停止の雄斗に代わり小川大貴が右SBに入りました。

また、針谷、藤川、八田が久しぶりにベンチ入りし、2チーム制の融合を超えたチーム力アップを感じさせてくれました。





試合は前半立ち上がり15分はジュビロ磐田がボールを支配し、いわきゴールに迫ります。実にこの間の支配率は70%。

しかし、ゴール前でしっかり寄せきる集中力をみせるいわきの前に、徐々に試合の流れはイーブンになっていきます。


いわきがボールを保持して攻める時のセカンドボールはいわきが、ジュビロが攻める時はジュビロが拾うなど、前半はどちらにも得点チャンスがありましたが、高い集中力で跳ね返し合いが続きます。


ジュビロとしては、左は古川と松原、右は松本と大貴を中心に両翼から攻めていきたいところですが、徹底された早いマークで自由に攻めさせてもらえません。


多くのサポーターに背中を押されたいわきは運動量が後半に入っても落ちることがなく、ボール支配率は互角ながら、いわきが押し込む時間帯が続き、いつゴールが決まってもおかしくない展開に。


「決める時に決めないと」はよく言われるが、どちらも「よく防いだ」という場面ばかりの締まった試合となり、スコアレスドローでも仕方ないという考えも頭をめぐり始めそうな時間帯にベンチが動く。


攻守のリズムを変えるために63分に交代した松本→ラッソ、山本→鹿沼に続いて、79分に疲れのでてきた古川→吉永、金子→藤川の前線2枚変え。

前線で複数ポジションをこなせる選手がたくさんいることで可能になった攻撃的なカード。これこそが補強禁止の逆境で手に入れたチーム力といえる。


この交代で相手ゴールに向かう推進力を取り戻したジュビロ磐田に、85分、待望の先制点がうまれる。

藤川がボールを収めたのを起点に、右サイドから大貴がクロスをあげると、ラッソが相手を引きつけ、鹿沼が潰れ、ジャーメインがそのボールを押し込むことに成功。


このまま逃げ切りたいジュビロは、最後に走り切った大貴にかえて槙人を投入。

吉永を右WBにまわしての5バックを形成。


全員攻撃の後は全員守備でこの1点を体を張って守るジュビロに、最後の最後でアクシデントが起きる。

ゴール前に飛び込んできた相手選手と接触したGK三浦が倒れ、なかなか立ち上がれずにいると、ドクターはプレー続行NGの判断を下す。


交代枠を使い切っていたジュビロだったが、脳震盪のジャッジとなり、交代が許された。

ここでゴール前を任されたのが、今季初出場となった八田。


おそらく三浦が倒れた瞬間から準備をし、交代でピッチに入る時には自分もチームも盛り立て、三浦に声を掛け、落ち着いたゴールキックからゲームを再開したベテランの経験値が、ジュビロを救った。

最後は、警告を受けない絶妙な時間の使い方をして、八田からピッチ中央へボールが蹴り出されたところで試合終了のホイッスルがなった。




超満員で行われた好ゲーム。

ホームタウン一丸となって戦ういわきのサポーターの応援は、画面越しでもすごい迫力がありました。


次節は久しぶりのホーム戦ですが、ヤマハではなくエコパ。

記念マッチとなるこの日、エコパを超満員にして、主催ゲームという意味ではなく、本当のホームゲームにできるかにも注目したい。