達成した残留でチームに残るものは


柏は前節の名古屋戦からスタメンを変更せずシステムも4-4-2のまま臨んだ。


フォーメーション図


試合は1-0で勝利、勝点を『40』に伸ばしJ1残留を確定させることができた。

C大阪との前回対戦は今シーズン開幕戦になるが、この試合スタメンだった江坂と呉屋はシーズン途中で移籍し、開幕戦から選手の配置も大きく異なっている。


開幕から今を簡単に振り返るとシーズンな統括的な話しにもなるが

・オルンガの穴は当然埋まらず、FWの軸がいない状況が続いた。

・外国籍選手でスタメンなのは、結局クリスティアーノとキムスンギュ。

・ポゼッションへチャレンジした時期もあったが完遂できず中盤の構成も定まらない。

・期待の上島、エメルソンサントスもスタメン奪取まで至らず、最終的に古賀がCBに。


<1節・C大阪●0-2>

フォーメーション図


前線・中盤・最終ライン・外国籍選手・新しい選手の使い方や戦い方が安定しないまま成績も振るわないものとなった。ネルシーニョの戦い方は言い方は悪いが、相手の布陣に合わせ選手を並べ、目の前の相手に常に負けるな!と言い続ける戦い方。選手の状態が良く、優位な状況に立てれれば(先制できれば)勝つ確率は高くなり、一度不利になると(先制されると)覆す術は無く負ける。残留と200勝を達成した監督ではあるが、これからに向けて何を残すことができるか、残りの試合で見せてくれることを願うしかない。