極上の餌
今節はジェバリとネタラヴィという二人の不在でどの様に戦うかがテーマでした。
監督のコメントの通り、宇佐美がワントップ。試合前はゼロトップの様な形になるのかな?
という予想でした。外れました。
ネタラヴィの代わりに悠樹。
まあ、W山本のどちらかだろうというのは大方予想通り。
注目点は鹿島の左サイド。
前回ゴボゴボにしてくれた土井。代表歴もありポルトガル移籍も経験した安西。
ここの「逸材」佐野が絡む左サイドに半田はどう立ち向かうのか?
しんどい相手だなぁ・・・と思っていました。
試合開始後はガンバ攻める形に。
現在の鹿島はリアクションフットボールというか
懐に招きこんで素早いシンプルな縦パスから得点を狙うスタイル。
前回はそこにノーガードで殴りかかってボコボコにされました。
前回の対戦の感想↓
https://sporteria.jp/blog/baggio1813/7058421958894948353
故にこの形は想像つきましたがいきなり惜しいアラーノのヘッド。
あれ?空中戦そんなに強かったっけ?
古巣相手だと気合が入るのかこの後も惜しいシュートが。
そして先制点。
この試合、大外のレーンを上手く使いチャンスを生み出している黒川が
石毛の気の利いたヒールからペナルティーアーク周辺に侵入し
美しいシュート!
前半15分に先制。
石毛の落としも勿論良いのですが、侵入してきた黒川の対応に
鹿島の選手達は一歩遅れていました。
それは何故か?
鹿島の選手たちは一瞬、別の選手に気を取られていたのです。
ガンバの背番号7番に。
植田は明らかに宇佐美に付いています。
そして関川も一瞬宇佐美の方を見ています。
この一瞬の遅れがシュートブロックの遅れに繋がりました。
後は追いすがる樋口を振り切りゴール。
この後も鹿島ディフェンスは大事なところでマークする選手を読み違えます。
正直宇佐美のポジショニングはあまり良いわけではありませんが
この試合において、彼は極上のおとりとなりました。
その後、食野がおとりになって黒川のクロスからアラーノ
・・・のその向こうにダワン!
2-0!
後半開始から鹿島は選手を三人交代。
藤井、常本、荒木。
藤井にも前回右サイドを好きにされました。
イケイケの藤井の後ろに守備にたけた常本で蓋をする形でしょう。
更にガンバの右サイドに圧力がかかる・・・と思いきゃ
どこまも進化を遂げるこの男がまたもや
やってくれました。
日本代表選出、J1初ゴール、コーナーから高さも見せるヘディングでのゴール。
そして今回藤井を抑えきってくれました。
スピードがウリの藤井をあそこまで綺麗に抑える事の出来るSBは
今国内に何人いるでしょうか?
更に山本と攻撃にも絡み、素晴らしい出来でした。
MVPの活躍だった黒川に目が行きがちですが
チームの中で飛びぬけたスプリント回数。
更に守備に関しては弦太より働いてねーかコレ・・・💦
と、ともかく両SBは特に攻撃の際、大外のレーンを活用する事を意識していた様に思います。
鹿島が縦パスで来るならガンバは横だ!
と思ったかどうかはわかりませんが横幅を広く使い
サイドチェンジを意識する事で
ほとんど鹿島にチャンスを与えない素晴らしい内容でした。
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2023/6/27 19:26
勢いそのままに、後半戦も素晴らしいスタートですね!
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baggio18@相互フォロー歓迎
2023/6/28 16:18
運営様、コメントありがとうございます。
・近年勝てていない相手
・ジェバリ選手とネタラヴィ選手が不在
ということで、どちらかというと不安感のある立ち上がりになるかな…?と思いきや、完璧なゲームの入りでスコアを動かして後半40分くらいまでそのまま試合を支配😲
この勝利には、色々な要素が噛み合っている感じがします。
個人的には山本悠樹選手のターンに痺れました👏
>山本悠樹選手のターンに痺れました
連敗のさなかでは自分を見失っている感がありましたが最近は組織の中での自分の生かし方がわかったみたいですね。
欠かせない選手です。