横浜FMの強さの秘密


この試合は横浜FMの強さの秘密が顕著に表れた試合ではないだろうか。


サッカーにおいてシュート数は、多くの得点を奪うための大切な要素であると考えられる。しかしながら、この試合において、シュート数に注目するとFC東京が18本に対し横浜FMが12本と横浜FMはFC東京にやや押されているように感じる。だが、最終スコアは0-4で横浜FMがFC東京を圧倒して勝利を収めている。


ここに横浜FMの強さの秘密が隠されているのではないだろうか。データを見てみると横浜FMがFC東京を圧倒している部分がある。それはボール支配率である。ボールを支配する時間が長いということはそれだけ試合の主導権を握る時間が長いということである。試合の主導権を握る時間が長ければ、相手チームに思ったようなプレーをさせることなく、効率的に試合を運ぶことができるのである。よって、横浜FMはFC東京よりも少ないシュート数で大差をつけて勝つことができたのである。

また、パス成功数も横浜FMはFC東京を圧倒している。パスが繋がるということはそれだけ、ボールを上手く支配することができていると考えられる。

基本スタッツ


ここで、ある一人の選手に注目してみる。横浜FMの扇原選手である。データを見てみると扇原選手はこの試合で109回中100回ものパスを成功させている。パス成功率を割合にしてみるとなんと92パーセントである。この割合は横浜FMの中でも、FC東京の中でも高い方だ。CHにつく扇原選手のパス精度の高さは横浜FMの強さの象徴であるともいえるのではないだろうか。

攻撃スタッツ - 扇原 貴宏