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第10節から中2、3日での連戦が続いていたJ2リーグ。

5連戦の最後となる第14節、レノファ山口FCはホームでFC町田ゼルビアと対戦しました。

   フォーメーション図 フォーメーション図

前節敗れた山口はスタメンを4人変更。一方の町田は前節から2人を入れ替えました。


点が入りやすいセットプレー

ここまで13試合を終えて22失点を喫している山口ですが、特にコーナーキックからの失点が目立っています。失点パターンの内訳を確認すると、セットプレーからの失点が全体の3割以上を占めており、最も多くなっていることが分かります。

一方、町田はセットプレーからの得点が多いチームです。得点パターンから分かるように、今シーズンの全得点のうち実に半分がセットプレーからの得点となっています。

   失点パターン 得点パターン

セットプレーからの失点が多い山口とセットプレーからの得点が多い町田。そんな両チームを象徴するかのように、町田が獲得したこの試合1本目のコーナーキックから先制点が生まれました。

14分、右サイドのコーナーキックから平戸太貴が右足でアウトスイングのボールを蹴ります。ニアサイドへ走り込んできた小田逸稀がヘディングで合わせてシュート。ボールはファー側のサイドネットに当たり、町田の先制点となりました。

この場面、山口の2つのミスが失点の要因になったと思います。1つ目は川井歩が小田の動きについていけなかったことです。ニアサイドへ走り込んだ小田(下図の22番)についていくのが遅れたことで、川井(下図の26番)は小田に体を当てることができませんでした。その結果、小田にしっかりとミートしたヘディングシュートを許してしまいました。

2つ目はニアサイドにいた浮田健誠がスペースを空けてしまったことです。相手のキッカーがコーナーキックを蹴る前、浮田(上図の16番)はストーンとしてニアサイドのゴールポスト前にポジションを取っていました。しかし蹴る瞬間、ゴール前にいた佐野海舟(上図の25番)がキッカー側(上図の左方向)に走ったことに釣られ、浮田もキッカー側に動いてしまいました。そのため、ニアサイドにスペースが生まれてしまい、小田にヘディングを許してしまいました。

山口は町田の選手の動きに対応できず、苦手なコーナーキックから先制を与えてしまいました。


シュートまで繋げられず

リードを許した山口は最終ラインでパスを回しながらチャンスを作ろうとしていました。両サイドバックは高い位置を取ることが多く、基本的にはセンターバックとボランチの4人がボールに関わっていました。時折、前線の選手に縦パスを入れリズムを変えようとしていましたが、相手を崩すまでには至らず。シュートチャンスも多くは作れなかったです。

ボール保持率は相手を上回っていましたが、ペナルティエリアに進入する場面は少なかったです。カウンターからチャンスを迎えるシーンもなく、相手に脅威を与えることはできませんでした。シュート数もわずか4本にとどまり、ゴールを奪うことはできず。0-1と町田の1点リードで前半は終了しました。(参考:https://www.football-lab.jp/r-ya/report/?year=2020&month=08&date=22


後半立ち上がりの失点

ハーフタイム明け、町田は前線の選手を入れ替えて岡田優希と安藤瑞季の2選手を投入しました。すると51分、交代で入った2選手がチャンスを作り、町田に追加点をもたらしました。

  攻撃スタッツ - 岡田 優希 攻撃スタッツ - 安藤 瑞季

左サイドでパスを受けた岡田が右足でアーリークロスを入れます。斜めの動きで最終ラインの裏へ走っていた安藤が体に当てて落とすと、平戸がいち早く反応してワンタッチでシュート。これがゴールに決まり、町田が2点目を奪いました。

山口としては早い時間に追いつくどころか、逆にリードを広げられてしまいました。リードしていた町田が後半開始から2選手を交代したのに対し、負けていた山口は交代カードを切らず。結果的に、この違いが両チームの明暗を分けてしまいました。


無得点で敗戦

2点を追いかける山口は敵陣でプレーする時間こそ多かったもののチャンスの数は少なかったです。76分には森晃太がキーパーとの1対1を迎えましたが、秋元陽太にセーブされ得点とはならず。この試合、唯一と言っていい決定機を逃してしまいました。試合終盤には、田中パウロ淳一(途中出場)の右サイドからのクロスにへニキや河野孝汰(途中出場)がヘディングで合わせましたが、どちらも秋元にセーブされゴールとはならず。最後まで秋元を中心とした町田の守備を崩すことができず、山口は4試合ぶりの無得点で試合を終えました。

守備スタッツ - 秋元 陽太


総括

基本スタッツ

山口はこの試合唯一与えたコーナーキックから失点。今シーズン苦手としているセットプレーから先制点を与えてしまいました。また、後半の立ち上がりに追加点を許し、今季9度目の複数失点となってしまいました。攻撃ではボール支配率は高かったですが、チャンスの数は少なく無得点。0-2で敗れ、5連戦を1勝4敗で終えました。


第15節は8/29(土)、ホームでツエーゲン金沢と対戦します。

次節から再び5連戦が始まるため、勝利で連戦のスタートを切ってほしいです。