横浜FC 0 - 2 町田
スターティングラインナップ
63分:鈴木準弥→山根 新井→ユーリララ
75分:ジョアンパウロ→山田
83分:駒井→伊藤翔 新保→村田
前節、急な体調不良により欠場していた市川がスタメン復帰し、ユーリララの代わりに小倉が再度スタメンに起用された。さらに、注目の新加入である山田康太は、ベンチ入り後、途中出場で横浜FCデビューを果たした。
スタッツ
・2失点の内、1失点目は山﨑のスリップが遠因、2失点目はンドカのパスミスが原因となった。そのため、被ゴール期待値は1未満に留まった。前半、期待値が大きく上昇する2箇所のチャンスを無失点で凌いだ点からも、自滅は惜しい展開であった。
・攻撃面では、後半30分までは前回の広島戦同様、チャンスはほぼ皆無であったが、75分以降、いくつかのチャンスを迎えられたのはややポジティブな要素と言える。次戦では、試合開始直後からこうしたチャンス創出に期待したい。
パスネットワーク
・最も気になるのは、ジョアンパウロとソロモンが孤立している点である。左サイドでは、新井・新保・福森のラインは形成されているものの、鈴木準弥から前線への前向きなパスが繋がらず、連携不足が目立つ。ここが改善されれば、右・左両面から相手ディフェンスを揺さぶる攻撃が期待できる。
・もう一つの課題は、ボランチと1/2列目の連携不足である。これは先述のジョアンパウロとソロモンの孤立にもつながっており、こちらの連携強化も今後の改善ポイントとなるだろう。
ボールロスト&ボール奪取位置
・町田は試合中、徹底して相手陣の高い位置でボールを奪うことに成功しており、これが特に印象的なポイントであった。その結果、横浜FCの攻撃の芽は摘まれ、町田は手数の少ないシンプルな攻撃でゴールへと展開することができた。横浜FCは町田のハイプレスに完全に巻き込まれた形となった。
今節のキーパーソン-攻撃面
ソロモンはゴールが生まれない状況から批判を浴びているが、ラストパスはチーム最多を記録し、終盤に惜しいクロスも1本挙げた。なお、ボールキープ時のサポート不足が課題であり、ここが改善されれば攻撃の核として大きな可能性を秘める。
今節のキーパーソン-守備面
・小倉はタックル成功数、ブロック、こぼれ球奪取の各項目でチーム最多を記録し、町田相手の守備で一定の成果を残した。J1の舞台で、さらなる成長が期待される選手である。
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