※東京ヴェルディを応援する人が書いています

基本情報

2022年2月27日 日曜日 14:00 味の素スタジアム

天候:晴 気温:14.8℃

主審:松本大 副審:藤澤達也、金次雄之介 第四審:國吉真吾



2022年ホーム開幕戦。

シーズン初戦、難敵の長崎相手に勝点1を獲得して帰京した我らがヴェルディ。コロナの影響でメンバー欠員があった中でも、去年からの戦い方を継続・アップデートできており、いいよ、いいよとワクワクしながら、ホームでの開幕戦を迎えました。

過去対戦では、いつも引き分けている印象がある栃木ですが、背中にMJSを背負っている我々としては、TKCさんを胸に掲げる栃木には負けてはいけないスポンサーダービーだと、毎回ひそかに思っています。特に今節はMJS様のマッチデーだったのでなおのこと。また、ユニフォームサプライヤーのアスレタ仲間だったりも。なんやかんや仲良しだと。


スタメン

開幕戦、ディフェンスラインがスクランブル体制ながらセットプレーからの1失点で凌いだ前節から2名の変更。小池と平がスタメンから外れて代わりに新井と大卒ルーキーの谷口がJリーグデビュー。


フォーメーション図


引き続きGKの高木和がスタメンに名を連ねて、スクランブルだと思った深澤左SBと山越の右SBを継続し、なんと大卒ルーキーの谷口がスタメンCBとして出場という、むしろ今節のほうがスクランブルなのでは、、、と若干心配に。ま、結果的には杞憂だったのですが。


交代

55分 杉本→小池、佐藤凌→河村

 小池が右のワイド、新井が左へ。河村は佐藤凌のところにそのまま入る

81分 梶川→阿野、石浦→バスケスバイロン、谷口→加藤

 山本が左SB下がり、深澤が谷口のいた左のCBへ、アンカーに加藤、阿野とバスケスバイロンがIHへ


後半の早い時間の2枚代えで、佐藤凌を交代させてしまったが今節はボールを引き出せており、良い印象だったので、交代早いなと。。結果シュート0だったこともあってか悔しさを滲ませながらの交代となったが、サポーターに挨拶してベンチに戻るなどイケメンっぷりに磨きがかかっている。

81分の交代で谷口を代えた際『山本・馬場・山越・深澤』の並びになると思っていたので深澤の左CBは意外過ぎて、、しばらく理解できなかったです


対戦相手 スタメン

フォーメーション図

時崎監督新体制の下、プレースタイルを一新し新加入選手を多く起用し初戦を制した栃木。

注目はやはり、ランド育ちの大森。この日スタメンでデビューとなった谷口と同期で、今期デビューし2戦連続CBで出場しているのでどんなプレーをするか期待感高め。

試合終了後は控えめに(そんなコーナー付近じゃなくって、ゴール裏までくればよかったのに、、)挨拶に来てくれてありがとう。


試合

基本スタッツ


前からハメにくる栃木に対して、馬場と谷口の若いCBコンビを中心にGKの高木和を含めて、最終ラインからショートパスで後ろから組み立てる形。プレッシャーに負けて相手に捕まったり、ミスもそこそこあったりで、かなり怖い思いをしましたが「逃げない・負けない・諦めない」といった覇気を見せて試合を通じて実行していました。なお、栃木のプレッシャーに負け奪われても、その後しっかり寄せられてたし、相手の連携やプレー精度が低くかったことで、我々としては結構救われた。


特に前半の終盤頃まで、ディフェンスラインと同人数でプレッシャーに来たうえで、パスコースの逃げ口になるアンカーの山本が狙われてて、何度か怖い場面を作られていました。ある程度時間が経過して、梶川が下がってフォローすることで徐々にボール回しが改善。ただ、その分前線が人数不足になって攻撃の形がちょっと難しくなってしまったのは残念。


パスソナー・パスネットワーク


パスネットワーク図を見ると、前節はあまりトップにボールが入っていなかったが、今節は佐藤凌含めて前線に向けてきちんと線が出ており、実際2点目は最終ラインの谷口→佐藤凌へと繋がったボールが起点になっているので、よく引き出しせてるなという印象を持っていた。

ただ、上述の通り、梶川が下がってのプレー時間が多くなったこともあってか、前線が頭数不足で、佐藤凌が孤立し始めたなぁと思った矢先に、早々に河村に代わったのでもう少し見てみたかった気も。


試合全体としては、杉本の勇気あるプレーで1点目をサクッと取れたことでゲーム進行が楽になって、やりたいことがやれて、ミスもあったけどほぼ決定的な場面は作らせず、相手のキーパーの好守がなければ正直もう1,2点入ってた試合だったと思うとスコア以上に完勝だったかと。ただ怖い思いしたのであんまり完勝!ってイメージ持てないですが、、、


得点・失点

▽3分 杉本

▽24分 梶川

▽76分 河村


1点目は、杉本のボールの行方をちゃんと見た好判断とそこに突っ込む勇気が生んだゴール。ガンガン行った結果で素敵。2試合連続ゴールと新9番にふさわしい活躍。


2点目は、怖い思いをしながらも後ろで回し続けていた中、最終ラインの谷口からトップの佐藤凌にビシッと縦パスは入り、杉本→石浦とつないでゴール前まで持っていき、スルーパスのこぼれ球を梶川がシュートと、(何度も言いますが)怖い思いをしながらもコンセプトを継続したことで得られたゴールだったかなと。


3点目は、コーナーキックからルーキー河村のヘディングでゴール。試合後のインタビューで狙っていたとのことだったので、スカウティングのおかげなのかも。また、本当に昨シーズンに比べて、セットプレーが改善しているなと。



そのほか雑感

▽昨シーズン終盤から攻守の切り替えがすごくよくなってて、さらにサポート意識があってボールに寄せるだけでなく複数人でボールを狩れているのが良いし、カウンター場面では走る人数も良き

▽谷口は、入りから落ち着いてプレーの選択肢を複数持っているようで、安定していた

▽バスケスバイロンは、「軽やか」「颯爽」といった印象。スーーっと前に加速する感じが期待感高まる

▽新井はフル出場して、仕掛けはもちろん守備面でも貢献度が上がってきており10番を背負って一段階上のステージに行ったかな

▽深澤は、もう左SBも左CBもできる選手なのでディフェンスラインはどこでもできるようになりました。ただただすごい。あと、81分に勝手に自分が交代だと思ってベンチに下がろうとしててかわいい

▽山越は、前節に引き続き(特に攻撃時の)ポジショニングとプレーの判断が不安定かな

▽やっぱり加藤弘堅が入るとビシッと締まる。もし相手に彼がいたらと思うとホント怖い

▽セットプレーのバリエーションが増えてて、特に去年ひどかったスローインもだいぶ改善されててよかったなと

▽相手のカルロスグティエレスは、1vs1でほぼ勝っていたような気がしてて、あそこは壁でしたね

▽審判について

全体的には流し気味でプレーしやすそうなレフェリングだったかなと思うものの、1点目の杉本へのGKのアフターチャージとか足裏とかもうちょっと相手にカードがでてしかるべきだったかな


次節

2022年3月6日 日曜日 14:00

vs 徳島ヴォルティス 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

勝点稼ごうぜ。


出場停止:なし