※東京ヴェルディを応援する人が書いています


基本情報

2022年4月17日 日曜日 14:03 維新みらいふスタジアム

天候:晴  気温:23.1℃

主審:先立 圭吾 副審:植田 文平、道山 悟至 第四審:越智 新次

J2第10節、前節シーズン初の敗戦を受けてのアウェイ山口戦。

ここのところ失点が続いており、前節いよいよ敗戦してしまい、いまいちすっきりしない状況で迎えたアウェイで連敗は絶対に避けたい一戦。さすがに離脱者が帰ってくるため試合勘と戦術と選手選考がどうなっているのか期待と不安と半々。

前節までの対戦成績



対戦相手 スタメン

前節から池上、田中、吉岡の3名が入れ替えでスタメン。佐藤謙介、岸田となーんか過去対戦時にトラウマ的な選手の名前があり、なんかイヤな相手だなと思いつつ、大輔は相変わらずにお元気そうで、相変わらず顔に似合わず『口撃力』(誤字じゃない)高くてなりより。


フォーメーション図



スタメン

前節から大幅な5人変更ではあるものの、復帰組スタメンは馬場とGK高木和の2名。ベンチには深澤、井出が復帰。馬場は代表で離脱した後、さらに遠征先に居残りになっていたようで、ようやくメンバー入り即スタメンと。また、井出は昨シーズンの怪我からの復帰なのでかなりの久しぶり(昨シーズン7月の愛媛戦以来)のベンチ入り。前線は3枚が入れ替えで、前節トップで出場した森田を一列下げてIHに。バスケスバイロンは初スタメン、ここまで途中出場で結果を出したうえでのスタメン起用のため期待大。佐藤凌がトップでスタメンに復帰、そろそろ端戸、河村も復帰してほしい、、、前節怪我で途中交代した杉本は大きな問題はなかったようでサブに入った。


フォーメーション図


交代

72分 梶川→石浦、バスケスバイロン→小池

 今シーズンで一番最初の交代が梶川だったのは初めて。パフォーマンスが悪かったというよりは、カードもらっていたし、堀さんのコメント見るとパスの出し手として石浦への戦術的な交代の模様。ただ、コイカジはセットで出場すると攻撃力上がる(当ブログ調べ)ので、お誕生日効果含めて残してもよかったかもね。。バスケスバイロンと小池は同ポジ交代


77分 山越→井出

 3点目を取られたことで、井出を投入。これまであまり見なかった山本・谷口・馬場の3バックへ移行。昨シーズンは、しばしば見せていた適正ポジション無視して攻撃的な選手を並べる、狂気システムの片鱗を見せたが、正直素直に、4バックを維持したほうがよかったのでは?と思ったり。。かつ、山本が一列下がったことでアンカーには森田がスライド。ベンチにアンカーの選手を入れておらず、先に梶川も下げてしまっていたので、うー-ん、、という並びに


85分 佐藤凌→杉本、加藤蓮→深澤

 77分の交代で山本が一列下がってアンカーが微妙になったからか、深澤を最終ラインに入れて山本をアンカーに戻す。ちょっと迷走しましたね。またこの交代で攻撃的な選手は並んだものの、高さがない選手が多く、終盤ボールを持てても、とりあえず中に!という戦術が取れずだったので、うー-んという並びに


キャプテンマークは黄→赤


試合

結果からいうと、3失点はダメ。はっきりと崩された、やられた!って感じではないものの、どんな形であれ、3失点したら勝点は取れない。基本的にはゲーム全般としては、たらればで、あれが入ってれば、あれがなければというポイントはあれど、まぁ、戦術とかの前に前節今節と、本当に担当してほしくない審判が続いてしまってストレスフルな笛でほんとうにすっきりしない試合になってしまった。これで次があの人とかあの人が主審とかだったら3連戦罰ゲームかよとマジギレしそう。ただ審判も含めてのフットボールなので、最悪な審判が裁く試合でもそれなりの戦い方をする必要があるのでぐっと堪えて(あちこちに愚痴が駄々洩れてますが、、)シーズンは続くので前に進みましょう。試合としては、山口がここまでハイラインであるとスカウティングできていたなら、裏抜けが得意な杉本・佐藤凌・小池のセットのほうが相性が良かったのでは?と思うし戦術的にも裏を狙ったボールが多かったことからも足元にもらいたい新井・バスケスバイロンを先発させたのはチグハグだったかなと。またサブにアンカーの控えを入れていないなどちょっとメンバー選考の部分には疑問が残る試合でした。連敗なれど、たまたま順位を維持できたが、今後は負ければ一気に順位が下がり、あっさりプレーオフ圏外まで後退する可能性があり、さらに19位の山形はまだ4敗、16位の徳島はまだ1敗(8分)なので、連敗が続けばあっさりと下位に沈むと思って、再構築を目指したい。


基本スタッツ


得点・失点

41分 失点

 左サイドに深い長いボールが出て、センターリングを上げられる。馬場がしっかりと中央で跳ね返したものの、クリアボールをダイレクトシュートを打たれて失点。なかなか見ないスーパーゴールではあった。ただ、その直前の流れでは、森田が前線でプレスに行かずに焦れた山本がポジションを捨てて相手の最終ラインまでプレスに行って、取り切れず、その後シュート打たれた時には山本は自分のポジションには戻っていたものの、一連のプレーがロングボールを受けてのディフェンスだったこともあり、おそらく長い距離を戻ってきた中でのセカンドボールへの対応となってしまい、いつもよりは正確性に欠けたのかもなと思える


62分 佐藤凌

 自陣からの疑似ロングカウンター。GKに戻しボールを高木和から中に絞った加藤蓮へ、フリックして梶川へ。ハーフウェイライン付近でワイドに開いていた新井から、ボールサイドによってきた森田が裏に抜けてドリブルで持ち出す。アーリー気味に中へ、逆サイドのバスケスバイロンに通って、折り返しを真ん中の佐藤凌が落ち着いてゴール。同点に。ハイラインの相手に狙い通りの形だったかと。これを前半からできてればな、、


67分 失点

 左サイドのフリーキックからクリアボールのセカンドボールを1失点目と同様にダイレクトボレーで押し込まれる。セカンドボールへの寄せがなかったのは課題ではあるので修正が必要とはいえ、そもそもフリーキックになった審判のジャッジが意味不明で、おそらく主審以外ほぼ全員が山本へファールでヴェルディボールとの認識かと。


74分 失点(PK)

 まだ残りの時間はあったものの、ここのPKのジャッジで敗戦を強いられたかなと。トリッピングなら倒れた場所ではなく、インパクトの場所で取るので、ペナの外との判断が妥当ではないか。



そのほか雑感

▽ここまでシーズンの試合でも相手の精度の問題で助かっていた部分があったが、ここ数試合はそのあたりでしっかりと失点しており、さらに滅多にゴールにならないシュートがサクッと入ってしまっており、運不運が不運寄りかなと

▽いろいろ工夫が見えており、支配率、パスなど含めてスタッツ見ても悪かったなぁという試合の印象もない中で負けたが、良かった時に比べて、選手間の距離が遠い、攻撃の起点が低い、ボールロスト時の即時奪還が出来てない、ボール持って考える時間が長い、あたりが気になるがそんなもんかな。。。例えば、19分、21分の一連の攻撃は、良いプレーが続いており、そんなに悪くないんだよな。。

▽後出しだからこそ言えることではあるが、、ここまでの評価からバスケスバイロンがスタメンなことに異論はなかったが、結果として新井、バスケスのセットは裏を狙う試合展開としては、うーん。な組み合わせだったかなと。さらに裏へのチャレンジではなく、ワイドに当てたときにいわゆる戻りオフサイドを何個かもらってしまって徐々に裏への狙いが消極的になったかな。。

▽あくまでも結果からではあるが、前半は裏を狙い、同点もしくはビハインドの状況からバスケスバイロンや新井が出てくる展開のほうが相手はいやなんじゃないかな

▽新井はガンガン行くタイプだし、それが持ち味ではあるが、ひょっとして加藤蓮と新井は相性悪い?もう少し70分のプレーのように新井は加藤蓮をもっと使ってもよいかも

▽ここ最近梶川のシュートがない気がする。ある程度のバロメーターかも

▽佐藤凌のポストプレーは着実に上達しているし、ツライ時に点を取ってくれていて替えが利かないが過労が心配

▽馬場、谷口のCB+山本はパスがスムーズに循環している

▽井出はやっぱりワクワクさせてくれる選手だな

▽2点ビハインドの展開では、ンドカを前線に投入でパワープレイという選択もありだったかも

▽攻撃時のセンターリングの基本として、ニアとファーに2枚詰めたいがいまいちできてないのが気になる

▽2試合連続で3失点している現状からも3連敗は絶対にしてはならないことから、守備的な中盤を2枚にして、少し堅い試合をしても良いタイミングではないかと。また、そろそろ幻のキャプテンマーク白で流れを変えるのもあり


▽審判

うー---ん、前節の人といい、リーグの中に何人かいる明らかに不利なジャッジをしてくる審判の一人だと思う。相性悪いとかじゃないんだよな。。過去になにかしたんですかね?特に試合の分水嶺となった2失点目のきっかけになるFKの原因となった山本のハンドは、明らかに相手ファールを受けて倒れた結果のもので、そもそもこちらのFKだったはず


次節

vs ジェフユナイテッド千葉

2022年4月23日 土曜日 14:00 味の素スタジアム

史上初のWEリーグとのダブルヘッダーの試合で味スタに何時間いることになるのだろうと今から天気が心配。(なんか暑くなりそうな週間予想が怖い)。