スピードと反転力　柔軟なマスカット

横浜F・マリノス視点レビュー


マリノスとしては久しぶりの川崎戦勝利！！

2019年のあの一戦を思い出すファミリーが多くいたことでしょう。




今回のスターティングメンバーはこちら

フォーメーション図

＜ベンチメンバー＞

オビ　畠中　小池裕太　ジョエル　水沼　樺山　Aロペス


セレッソ戦からは西村がoutとなり、樺山がin

プレビューでキーマンとして挙げたエドゥアルドが初先発！

ダミアン潰し、ビルドアップ面でマリノスのCBらしい可能性を示してくれたと思います。


①今節の勝因

今節は前半思うようなボール運び、ゴール前への侵入がほとんどできず、

先制もされたことで苦しい展開。

後半５分、渡辺に変えて畠中を投入。岩田を一列あげることで流れが変わった。

それまで動きすぎていた渡辺から、アンカー気味に岩田を使い、喜田が高い位置で橘田をピン留めすることで、自由度が高まったマルコスへいい形でボールが入るようになった。

その後の４点は、エウベル、仲川へマリノスの形でボールが入ったことがもたらせた結果でしょう。




②活躍選手


攻撃スタッツ - 仲川　輝人

２試合連続ゴール。今節は得点という結果でマンオブザマッチ選出。

シュート２本で２ゴールから調子の良さがうかがえる。

前田大然を彷彿させる１点目。

右サイドでよく見せたコントロールカーブで２点目。

これまでの自分の得点パターンは逆サイドにコンバートしても維持し、さらに進化した仲川がこの２戦で見られた。

パス数やクロス数が少なく、永戸や小池裕太との組み合わせでこの数値が上がってくるとさらにチームを助けることになるだろう。






攻撃スタッツ - エウベル

２G１A。個人的なMOMはエウベル。この選手の打開力、反転力、スピードはこの試合でも輝いた。

全ての能力がずば抜けており、何を仕掛けてくるかわからなく対応しづらい選手であり続けた。

今節は昨年以上にフィットしており、ゴール数、アシスト数ともに期待。




攻撃スタッツ - 岩田　智輝

勝敗を分けたキーマン。選手を多く変えずに戦術を変更するには必要な選手。

開幕からCBでの起用であったため、CMFでの起用は注目されていた。

狭いスペースでのキープ力などでは渡辺に劣るかもしれないが、岩田が「そこ」にいることがチームに安定をもたらし厚みができた。



③次節の予想スタメンと展望

GK　高丘

RSB 小池龍太

CB 岩田　エドゥアルド

LSB 小池裕太

CMF 喜田　ジョエル

OMF マルコス

RWG エウベル

LWG 仲川

CF レオセアラ


ベンチ　

オビ　畠中　松原　渡辺　水沼　ロペス　樺山


柏レイソルということで、ジョエルや小池裕太などの新戦力を長い時間見てみたい。

２列目のマルコス、仲川、エウベルは不動で、複数得点の見込みはされているだろう。

神戸戦に向けて新戦力の収穫がほしい。

レオセアラには厳しい意見も多く、得点こそないが、先発型のFWとして、マリノスに必要なタスクをこなしており、現状、彼以上のマリノスのFWとしての戦術理解度を持つFWはおらず、評価されているのではないだろうか。