こんばんは、神セーブです。

レビューしていきます。


スタッツ

基本スタッツ


枠内シュート10/11、相手のシュートも3本、枠内2本に抑え、危険なシーンはほとんど作らせなかった磐田。

ヤットさんを中心としたパスワークでボール支配率も57%と高い数値。

内容的にはあと2点くらいは取れた試合でした。



ジュビロ磐田スタメン

フォーメーション図

予想が外れたのはボランチに鹿沼ではなく山本康裕でした。

他のメンバーは当たりましたが、配置が予想と違い、左WBに松本昌也、右WBに鈴木雄斗、左CBに伊藤洋輝が入りました。


ザスパクサツ群馬スタメン

フォーメーション図

こちらもほぼ予想通りでした。

左サイドバックには出場停止の平尾選手に代わり、光永選手が入りました。


得失点パターン

得失点パターン

得失点パターン

ルキアンのサイドチェンジから鈴木雄斗のダイレクトの折り返しのパスにヤットさんのパーフェクトなシュートからのゴールでした。

ショートパスからの得点扱いになるのか分かりませんが、見事な崩しでした。



ゴール期待値

ゴール期待値

磐田のゴール期待値は1.52。群馬DFも最後のシュートシーンは身体を投げ出していて、ゴールシーン以外は期待値の高いシュートは少なかったという事でしょうか。

群馬のゴール期待値が0.12というのは他の試合でも見た事がないくらいの低さ。

それだけ磐田の守備が良かったとも言えます。


ザスパクサツ群馬の攻撃

パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス図

エリア間パス図

データで見ると意外と群馬もパス回してるな、という印象。

しかしゾーン3まではほとんど運ばせず、失点の多い磐田がまさかの鉄壁の守備を見せました。

ビルドアップでは磐田が1トップ2シャドーで3人いるため、群馬のボランチは最終ラインまで下がる事はあまりありませんでした。


磐田の守備のポイント


①球際は激しく行け❗️デュエルに負けるな❗️


ここはほとんど負けませんでしたね❗️


②セットプレーを与えるな❗️

ここに関してもCKは1本、危険な位置でのFKも与えず、素晴らしかったと思います。


③磐田の守備はなぜ鉄壁だったのか?

今までと何が違ったのか、本当に基本的な事ですが、

・しっかりと自分の守備ゾーンに入ってきた相手選手のマークに付く

・球際は厳しく

・WBの裏のスペースはCBがカバーし、逆サイドのWBが絞る(4バック化)

・マークの受け渡しのコーチングをはっきりする


これを徹底しただけですね。

これを全員がしっかりやる事で、後ろの選手は相手のパスの出し所が予測でき、自分のマークもはっきりしている事から迷いなくプレスに行く事ができました。

インターセプトが多かったのもここが良かったからだと思います。

特に伊藤洋輝の読みと対人の強さは際立っていましたね。


ザスパクサツ群馬の守備

プレビュー通り、4-4-2のブロックを敷くやり方で来ました。

中央は空けないようにしっかりと守っていたため、決定機で楽にシュートは撃たせてもらえなかった事が複数得点を奪えなかった要因にもなりました。


磐田の攻撃のポイント


①アーリークロスで逆サイドのSBの裏を狙え❗️

群馬にゾーン3までほとんどボールを運ばせなかったため、群馬DFラインが上がらず、アーリークロスを狙うシーンがありませんでした😅


②ドリブルで仕掛けて決定機を作れ❗️

前半はあまりドリブルで仕掛けるシーンはありませんでした。

後半は大森がボールを運ぶドリブルを効果的に使っていました。

パス&ランで攻める形が多かったですね。


パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス図

エリア間パス図


最終ラインでは伊藤洋輝を中心に回し、ボランチを中心に両サイドを使って攻撃出来ていた事がわかるデータとなりました。


ザスパクサツ群馬注目選手


①大前元紀選手

攻撃スタッツ - 大前 元紀

守備スタッツ - 大前 元紀

ヒートマップ - 大前 元紀

パス成功23/25は成功率は素晴らしいものの、アタッキングサードではほとんど仕事をさせませんでした。

森岡陸・大井健太郎が主にマークに付きましたが、完全に封殺しましたね。

ヒートマップもボランチの選手のようなデータになっています。



② 岩上祐三選手

攻撃スタッツ - 岩上 祐三

守備スタッツ - 岩上 祐三

ヒートマップ - 岩上 祐三

前半37分のシーンは岩上選手から山田大記がボールを奪い、カウンターになりました。

ルキアンへのパスミスになりシュートまではいけませんでしたが…

低い位置ではボールを捌けましたが、磐田陣内では効果的なプレーは少なかった印象です。


ジュビロ磐田注目選手

①ファビアン ゴンザレス選手

攻撃スタッツ - ファビアン ゴンザレス

守備スタッツ - ファビアン ゴンザレス

ヒートマップ - ファビアン ゴンザレス


リードしていた展開だったため、シュートチャンスは大津のクロスに飛び込んだシーンのみ。

しかしフィジカルの強さを活かしたボールキープ、ラストプレーでは味方を助ける守備も見せ、今後に期待を持たせるプレーを見せてくれました。


②小川大貴選手

残念ながらベンチ外でした。


最後に


この試合では磐田の守備が整備されていたため、DFラインの前のスペースがガラ空きにもなりませんでしたし、とても良かったと思います。

群馬の守備も最後のところで身体を張っていたので得点は1点止まりでした。

守備が良くなると得点が出来ないでは困りますが、攻守のバランスは重要なので、この守備をベースに複数得点できると良いですね。


今回も最後まで読んで頂きありがとうございました😊