初投稿記念に今季のJ2を占ってみる。

なんでJ1じゃなくてJ2なのかと言うと、私自身J2クラブのファンだから。

というのもあるが、今季のレギュレーション上、最も興味深いのはJ2だから。


昇格枠減、降格枠無しの影響


今季の特殊なレギュレーションで、最も影響を受けそうなのがJ2だと思っている。

元来、

  • 自動昇格の2枠を争うクラブ
  • プレーオフ枠入りを争うクラブ
  • 降格圏付近を争うクラブ

の大まかに3タイプに分類されるのがJ2だ。


それが、今年は「自動昇格の2枠とそれ以外」となってしまう。

今までなら、何とか6位以内、という狙いがあった中堅クラブが早々に目標を失ってしまうことが予想され、また、下位クラブも降格が無いので、正直、シーズンの半分くらいが消化試合化してしまう可能性もある。


早々に来季に切り替える下位クラブ


下位のクラブについて言えば、早々に来季に目標を切り替え、監督含めたコーチングスタッフを一新し、選手起用も若手主体に変更するかもしれない。


そうなると、上位クラブとすれば、非常に与しやすい相手となり、取りこぼしの可能性が低くなるのではないだろうか?


ただし、早々に来季に向けて切り替えて、シーズン後半通して力を高めていった場合、終盤に向けてぐんぐんチーム状態が上昇し、、、ということも考えられる。

その場合は、もはや下位に留まってはいないだろうが。。


超過密日程で問われる総合力


もう一つ、今季の特殊な状況といえば過密日程だ。

ただでさえ、22クラブでの総当たりという日本で一番参加チーム数の多いプロのリーグ戦である。

真夏でも中2日の連戦辞さずの日程は、選手の負担が大きく、ローテーションを考えた選手起用をせざるを得ない。


大型補強などで一時勝ち点を積み重ねたとしても、怪我やキーとなる選手の不調で一気にチーム状態が悪化し、連敗街道に突入しないとも限らない。


ポイントでの補強よりも、総合的に見て、2番手、3番手に力の落ちない選手を配せるクラブが順位を上げていくようなリーグ戦になるかもしれない。


攻める若手中心の下位、守ってカウンターの上位?


以上を勘案すると、意外と終盤は、若手主体に切り替えた下位チームが、勝ち点を取りたいがために慎重になる上位チームをガンガン攻める、、みたいなよくわからない展開になるやも。


これまでに無いようなカオスな展開も予想され、今から楽しみでならない。


ということで、今季もJ2中心に見ていくことになりそうだ。