オリンピックによる中断明けとなった大宮戦、時間的にも3週間ほど間隔が空きましたが、この試合をレビューしていきたいと思います。


【総評】アディショナルタイムでの勝ち越しゴールで、誰もが勝ち点3を確信した新潟であったが、まさかの引き分けに終わった、悔しい再開初戦で合った。大宮のブロックを中々崩せず、ようやくこじ開けた直後の失点だっただけに非常に悔やまれる。


【スタメン】

中断期間に加入した選手もベンチ入りするなど、多少の変化はあったものの、新潟はこれまでと同様に4-2-3-1システム、大宮は4-4-2システムでスタートした。

フォーメーション図フォーメーション図


【新潟】

1. センターバックからの縦パスが少なかった…これまでの試合でも、センターバックからの縦パスが多く、攻撃のリズムを作れていたが、この試合では縦パスがあまりないように見えた。もう、少し効果的な縦パスがあるとサイドアタックを引き出せたのではないかと思った。

2. 前線からのプレス…大宮が下からビルドアップをしようとすると新潟のFWが前からプレスをかけそれに連動して守備ができていた。蹴らせて奪ったり、相手がミスをしていい形でボールを奪えていた。



【大宮】

1. ビルドアップがうまくできない…大宮はビルドアップのところで新潟の前線からのプレッシャーを受けていて、中々ボールを持つ時間がなく、守備の時間が長かった。これまでも新潟の高い位置からのプレスで攻撃に繋げる回数が多く、そこに対して、チームとしてどう対応しようとしていたのかが見られなかった。

2.粘り強い守備・得点…大宮は、新潟に押し込まれる時間が長く21本のシュートを打たれたが失点を2点に抑えることができていた。また、大宮のシュート本数は6本と新潟の半分以下ではあったが少ないチャンスを決めきれることができていた。大宮の1点目は良い守備からのゴールだった。


【感想】

・今回新潟は、引き分けになってしまったが、勝てる試合だったと思う。最近は勝ちが少ないので勝ちを物にして欲しい。

・大宮は守備の時間が長く、中々チャンスがない中でアウェイで勝点を取れたのは良かったと思う。新潟にとっては逃げ切れず、悔しい結果になったと思う。