【J1】前半戦の戦いを振り返ってみよう!
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新潟vs京都。J2のサポーターの全員が大注目していたであろう試合をレビューしていく。新潟は前節から1人スタメンを入れ替えた。谷口に変わりプロ初スタメンの三戸を起用してきた。一方の京都はウタカがスタメン復帰した。

フォーメーション図フォーメーション図

前半

前節の反省を活かし、開始早々新潟がチャンスを作る。堀米から裏へのボールが本間至恩に渡り、クロスのボールに鈴木が飛び込む。もしかしたらこの試合で1番惜しいシュートだったかもしれない。

最初から両チームのスタンスが明確に見える試合だった。京都は前からプレッシャーをかけてきた。阿部がボールを持ったときには千葉を消して、ウタカが舞行龍と藤原の中間ポジションをとり、長いボールを蹴らせて回収しようとしていた。

一方の新潟も比較的プレッシャーをかけていく。鈴木が2CBの間に立ち、バイスの方を切っているシーンが見られた。

その後は両チーム膠着状態が続く。武富のクラスからウタカのシュートやFKからの鈴木のシュートなどシュートシーンは何度かあったものの、決定的なチャンスはならなかった。

新潟は左の本間が中によってプレーすることが多かった。三戸、高木、本間、藤原のコンビネーションで突破を図っていた。おそらく荻原の攻め上がりを抑えたいという意図もあったのだろう。ネットワーク図を見ても最初の30分は本間がかなり中に入ってきているのがわかる

時間帯別パスネットワーク図

38分には三戸がその俊敏性を活かしゴール前にもぐりこんだが、若原に阻まれる。

前半ATには本間がドリブルからシュートを放つも決められず。京都もウタカが粘って荻原が絶好のチャンスを迎えるがこれは阿部の好セーブにあう。

スコアレスで前半を折り返す。

後半

後半もすぐに新潟がチャンスを作り出す。高木のクロスに鈴木が合わせるが、若原が弾き出す。

47分には本間がサイドに展開をし、三戸がクロス。しかしこれはバイスがゴール方向に戻りながら、スライディングでクリア。非常にレベルの高いプレーだった。

攻勢を強める新潟だったが、先制したのは京都だった。新潟は最終ラインでのビルドアップでミスを犯し、京都にスローインを与え、その流れからのミドルシュート。新潟は一度は奪い返したように見えたがすぐにボールを回収されゴールを許してしまった。新潟のやりたいプレーをさせてしまったシーンだった。

61分には京都にビッグチャンスが訪れる。高のパスを荒木が奪いカウンター。最後はウタカがシュートを放つが、千葉と阿部が落ち着いた守備を見せた。

その後は新潟のペース。三戸を谷口に、島田を星に変えてゴールを狙い続ける。

しかし京都の粘り強い守備、そして新潟はシュートは多く打ったが決定的なチャンスは作れず、1−0でタイムアップ。

首位攻防戦は京都に軍配が上がった。そして新潟は今季初の連敗となった。


総評

非常に濃い内容の試合であった。

基本スタッツゴール期待値

シュート数は新潟が大きく上回る数字に。終盤の猛攻が数字に反映された形だ。ゴール期待値も2点を超える数値を新潟が叩き出した。しかしこの数字には少し疑問を持っているので最後に話すことにする。

パスソナー・パスネットワーク

新潟のあまりうまく行っていない試合はCBのパス本数が100近くになることもある。そういう意味でもこの試合はいい試合をできたというふうにいえるだろう。まんべんなくパスが回っている。千葉のパス本数が舞行龍より少ないのは前述の通りやはり京都の狙いがあったように思う。


両チームともレベルの高い試合を見せてくれた。新潟にとっては本当に痛い敗戦だった。しかし、監督も選手も、そしてサポーターもあまり悲観していなく、自信を持てていた。たしかにシュートを多く打ち、ゴール期待値も高く、京都をその逆に抑えることができた。ただ、個人的には決定的なチャンスを作れていないように見えた。多くシュートは打っているためゴール期待値が積み重なっているが、全部外す日もあるよねというようなシーンが多かった。逆に相手のシュートでそれが入るのかというシーンも多い。大宮、町田、京都と少しの気の緩みが、寄せの甘さが、失点に繋がっているよな気がする。結果は水物というように10回戦ったら8回は勝つという試合をできればいい。負けるときもある。でも京都戦は10回やったら6回勝つという試合に見えた。より細部に拘ってほしい。

こんなことを言っているが今の新潟は素晴らしい。だからこそ要求が高くなってしまっているのかもしれない。どんな試合をしようとも新潟を応援し続ける。まずは琉球戦を楽しみにしている。