いよいよ俺たちのJリーグが帰ってきた!


Jリーグ再開に向けてご尽力されたJリーグ関係各所の皆様には心より感謝しています。


いちサポーターとしてもできることをやってJリーグ支えていきたいと思います。



さーて!

Jリーグで再開で浦和レッズが対戦するのは、王者横浜F・マリノス!


以前の横浜F・マリノスといえば堅守なチームという印象でしたが、ポステコグルー監督は2年間でハイライン・ハイプレスの超攻撃的なサッカーを作り上げましたよね。

チームのイメージがガラッと変わりました。


ポルテコグルー政1年目は得点も多いが失点も多く安定していない印象がありましたが、2年目でチームが成熟し王者になりました。

強豪のイメージのあるクラブは結果が出ないとすぐ監督解任論が出ることがありますが、目先の結果だけで判断できない一例ですねえ。(かといって引っ張ればいいというものでもないですが……。)


それに対して浦和は昨シーズン大槻監督のもとACLでは準優勝と好成績を残したものの、国内のJリーグでは14位と結果がふるわず、優勝争いどころか残留争いを繰り広げていました。

国内国外で対照的な成績を残したなか、2020シーズンも監督は大槻監督を続投したことに、当初は懐疑的な意見も多くありました。


しかし、蓋を開けてみればナビスコカップのベガルタ仙台戦、Jリーグ第1節湘南ベルマーレ戦とどちらもスタートを勝利で飾っています。(トレーニングマッチでも非常に戦績が良かった)


2020シーズンになり大槻監督は"ミシャの遺産"に大なたを振るいました。

3バックから4バックへ移行(シャドー、ウイングバックをやめた)したのです。

フォーメーションが変わったことで、メンバーもミシャ政権時に重用されていたメンバーからかなり変わり始めました。


その変わったメンバーで結果を残すことができたので、浦和サポーターとしてはいよいよ新しい時代の浦和が始まるかと期待感を持っています!


この期待は本物か。

昨年王者相手にこの新しい浦和がどこまでやれるか、今後の浦和レッズを占う重要な一戦ではないでしょうか!


スタメン


フォーメーション図

"新しい浦和”のスタメンをみてみましょう。

注目は期待の新星トーマスデンがスタメンに名を連ねていることでしょう。

加入当初はチームにフィットできていないとのことでしたが、コロナの休止期間がプラスに働きましたね。

槙野、マウリシオ、鈴木を追いやってスタメンです。


そして柴戸と青木のツーボランチ。

超攻撃的な横浜相手に対して、中盤で闘える選手を配置してきた印象です。


また、通常ならスタメンであると思われるレオナルドは怪我らしく、興梠と杉本のツートップでした。


試合講評


基本スタッツ


スタッツを見てみましょう。

パス本数、ボール支配率の圧倒的な差が目立ちますね。

試合前から横浜がボールを握る展開は予想していましたが、想像以上でした。


これだけの差がありながらシュート数では大きく差がありません。

浦和としてはボールを握られながらも、ボールを奪い効率的なカウンターでフィニッシュまで運べていました。

無失点で追えられたのは西川のまさに"守護神"と呼べる神セーブと、デンの想像以上の能力、そして正直運もありました。


柴戸 海


攻撃スタッツ - 柴戸 海

私は柴戸の働きがとにかくポジティブに映りましたねー。

これまでも運動量とボールホルダーへの思い切りのいいアプローチは目を見張るものがありましたが、このマリノス戦は柴戸史上最高の出来と言えるのはないでしょうか。


隣に誰よりゲームを作れる柏木がいるにもかかわらず、安易に柏木に逃げないでいくつか効果的な縦パスを入れる姿勢には痺れました。

ボールを奪う部分もかなり効いていました。

奪った後のショートカウンター時の判断がまだまだな感じはありますが、青木、柏木、エヴェルトン、長澤に割ってスタメンに定着する可能性も十分に感じました。


闘えた浦和


0-0のに持ち込めたものの、やはりマリノス側がまだまだチーム力としては上だということは皆実感したところでしょう。

それでも昨季14位の浦和で、相手が王者ということを考えると、これだけ闘えたことは非常にポジティブな結果です。


メンバーの能力、内容、共に非常に伸び代を感じました。

マリノスにここまでできるのであれば、どこが相手でも負けない戦いはできるのではないでしょうか。


今後の浦和レッズも非常に注目です!