J2 第29節 徳島ヴォルティスvsアルビレックス新潟における本間至恩選手の分析




筆者がアルビレックス新潟の下部組織に所属し、本間至恩選手と共にプレーしていたこともあったため、直近の試合の本間至恩選手の活躍についてまとめてみた。


それぞれのチームの直近5試合の戦績は、徳島2勝2分け1敗。新潟3勝1分け1敗。両者の過去対戦成績は4勝1分け3敗と新潟の勝ち越し。2位vs5位のJ2リーグ上位対決になった。本間至恩選手は昨年の徳島戦ではゴールを決めていて、2試合1得点と苦手意識は無い中での試合になったと想像できる。


以下J2第29節徳島戦における本間至恩選手のスタッツやヒートマップをまとめた。




<攻撃スタッツ>


攻撃スタッツ - 本間 至恩


ゴール 0


シュート 2


枠内シュート 1


アシスト 0


パス 27


パス成功 20


ラストパス 1


クロス 1


クロス成功 0




<守備スタッツ>


守備スタッツ - 本間 至恩


タックル2


タックル成功2


クリア3


ブロック3


空中戦2


空中戦勝利0


こぼれ球奪取4


ファウル2


警告0




<ヒートマップから読み取れる情報>


ヒートマップ - 本間 至恩


左サイドを主戦場にプレーしている。ドリブル突破を武器としていて、サイドに流れて仕掛ける特徴が見て取れる。



基本スタッツ

試合結果は0-0のスコアレスドローで決着。ボール支配率は徳島61%、新潟39%。シュート数は徳島8、新潟11。新潟の得意とする攻撃パターンはカウンターであることから、得点さえ取れれば、、、という試合展開だった。


フォーメーション図フォーメーション図


また、4-2-3-1のミラーゲームであり、この試合の鍵を握っていたのはボランチの脇を上手く使うこと。つまり、サイドハーフがどれだけ中で受けられるかが重要だった、しかし、本間選手はサイドに流れてアイソレーションからの対人を好む。プレースタイルと試合展開がマッチしなかったのは、ボールに関わる回数が右サイドと比べて低いことからも分かる。本間選手は、ドリブル突破が度々SNSに取り上げられ、「越後のメッシ」と称されることも多い。また、本人は海外でのプレーを希望している。日本のメッシになるために、プレーの選択肢を増やす必要があると感じた徳島戦であった。