前半はゼルビアが試合を優位に進め、後半はヴェルディがボールを回せるようになり、チャンスを多く作っていた。パス成功数とボール支配率で見るとチームのスタイルがよくでているのではないかと思う、カウンターとポゼッション。枠内シュート率はヴェルディがかなり高かった。
ゼルビアの奥山とヴェルディの山下のマッチアップがみてて面白い展開だった。前半は奥山がほとんどシャットアウト。ポジションを山下が変えたが、後半ゼルビアのデュークカルロスが左SBに入り、奥山が右SBにいったことでまた、奥山と山下のマッチアップになったようにみえた。
奥山の守備スタッツが際立つ。佐野も守備で活躍している。攻撃スタッツでは出場時間11分でシュート3本の鄭大世がさすがだった、90分に換算すると一人でシュート24.5本打つことになってしまう。
選手交代で左右が変わったので右サイドにもヒートマップがでている。左の高い位置にいる佐野。DFのような位置でパスを受けてボールを供給していた高江。
ドリブルで仕掛け、キッカーでもあった吉尾。アーリアは左サイド全体をカバーしているが、自陣と相手陣内の左のペナルティーエリア角、センターサークルの左にいて、ボールを受けていたようだ。
ヴェルディでは奥山とマッチアップしていた山下が左右の高い位置に。小池も左右にポジションをとっているが、山下やほかの選手とポジションを交換していたようだ。ゼルビアが苦戦することになった交代で入ってきた佐藤凌我はゴールに向かうようなヒートマップ。ヴェルディの選手はヒートマップが左右で入れ替わった選手が多かったのかもしれない。
パスソナー・パスネットワークでは前方へのパスが多いゼルビアと横パスが多いヴェルディ。
エリア間パスではゼルビアがペナルティーエリアまでパスができている。ヴェルディは右サイドの前方での後ろと横のパスが多く、ここはゼルビアの奥山が守っていたので、うまく前に運べなかったのかもしれない。
ゴール期待値で見ても前半はゼルビアが高く、後半はヴェルディが上回っていた試合というのが表れている。1-2の結果が妥当だったようだ。
2021開幕時の総市場価値
FC町田ゼルビア8.8億円、11位(/22,J2)(J1J2J3全チームで31位/57)
vs東京ヴェルディ8.5億円、13位(/22,J2)(J1J2J3全チームで位33/57)
https://www.transfermarkt.jp/wettbewerbe/national/wettbewerbe/77
コメント(2)
-
SPORTERIAスタッフ
2021/3/26 12:53
両チームおよび選手の特徴が良く出た試合でしたね!
-
shakekuma
2021/3/27 12:26
スタッツのデータで見るとチームのスタイルがわかりやすいですね。この試合はひたすら奥山がすごい試合でした。逆転されなかったのはよかったのかなと思います。
奥山選手は守備面でも、ゴールになったシュートも凄かったですね👏
町田としては2点リードしたので1失点までに抑えて勝ち切りたいところでしたね…。