2点ビハインドから良く追いついたと思うべきなのか、後半の勢いも考えると勝ちきれなかったと考えるべきなのか難しい。セットプレーからのこぼれ球を田中駿汰が冷静に流し込んでゴール。ミシャ監督J通算500試合
試合を見ての感想
前半
チャナティップのボールを受けての反転して前にドリブルがとてもいい。田中駿汰がエヴェラウドのマーク。高嶺のロングフィード。金子は相手一人だと剥がせる。エヴェラウドのシュートを菅野がビッグセーブ。2失点ともこぼれ球を決められた。福森のFKからのこぼれ球を田中駿汰が逆足で流し込んだ。空中戦は宮澤が対応。裏にぬけられるのが危ないのとこぼれ球が危ない。ボールウォッチャーになってる。
後半
宮澤に代えて岡村大八が右CB、田中駿汰が中央CB。再三ペナルティエリア付近でチャンス作るもなかなかゴールにならず。ただ、PK獲得で同点に。高嶺の体の強さと運動量でほとんどカバー。チャナティップに3人も寄ってくるけど、簡単に奪われない。金子のドリブルは1人では止められない。ジェイとルーカスもでてきて、かなりチャンスは多かったけど、決めきれず。裏へ出されるのはお互いかなりチャンスだった。勝ち切りたかったけど、終盤深井のケガで人数少ないので最後攻めきれず、うまく試合運んだか。柳が右サイドMF?DFだと思ってた。前半良くて、後半寄せられなくて崩れることもなかった。早めの交代でうまく選手の運動量を落とさないようにしているように見えた。
ゴール期待値がどちらも高く、第9節では合計ゴール期待値がトップ。3-2が妥当な結果だったろうか。どの時間帯でもゴール期待値を積み上げられている。
パスソナー・パスネットワーク
札幌はこの試合では交代の影響もあり宮澤からのパスがかなり少なく左寄りのパスになっている。特にチャナティップに収めるようなパスが多かったようだ。鹿島はDF陣の前方へのパスが目立つ。右サイドのファンアラーノへのパスとそこからの上田、エヴェラウドへパスがつながっている。札幌の裏を狙うようなパスが多かったが前線へラインがつながっているのがそれを表しているかもしれない。札幌は左側、鹿島は右側と向かい合ったサイドでのパスが多いが、鹿島がパスひっかけて同サイドからのカウンターを狙っていただろうか。
エリア間パス
札幌は自陣中央でのパスが多く、相手陣内でのパスは右サイドは少なく左サイドが多いが、右サイドはドリブルで仕掛けるからだと思われる。ペナルティエリア内までパスがつながっているのはよさそうに思える。鹿島は相手陣内でのペナルティエリア外での横へのパスが多かったようで、相手陣内でパスができているのは悪くはないと思われる。ただゴール前を固められてエリア内に進入させてもらえなかったとも考えられるかもしれない。
札幌はスプリント数が少ないが、そのなかでもサイドの菅は目立っている。鹿島はパスの起点にもなっていたファンアラーノがスプリント数トップ、両サイドバックの小泉、永戸も多く、前線ではエヴェラウドはスプリント数が少なく、上田は多いという違いが出ている。裏に抜ける上田とボールを収めるエヴェラウドの違いか。
セットプレーからの失点が目立つ札幌と鹿島
ヒートマップ
菅野がペナルティエリア外にでてきてボールを触っている。田中駿汰が自陣右サイドにいることが多く、相手陣内まではいっていない、宮澤交代で中央に移動し、右CBは岡村大八に。福森が左サイド高い位置をとれているが中央でもかなりいることが多かったようだ。宮澤は左CBのような位置にいるが範囲が広い。菅は相手ペナルティエリア内まで進入し、タッチもできている。
高嶺は自陣が多いが相手陣内でも顔を出せている。深井は自陣中央に位置。金子は高い位置でゴールに向かうようなヒートマップでドリブルで仕掛けてPK獲得。アンデルソンロペスはセンターサークル付近と右サイドからゴールに向かうようなヒートマップ。駒井が直線的にゴールに向かうヒートマップになっているが、得点を取りに行っていたのか。チャナティップは左サイドの高い位置でボールをおおく触って攻撃の起点に。
交代選手
岡村大八は右CBに。ジェイが久しぶりに試合に復帰。中央の高い位置でボールを収める役に。ルーカスは左サイドの高い位置で菅よりも高い位置をとれていた。
鹿島
相手陣内の右サイドと中央でボールを触っているファンアラーノ。低い位置にいる土居。三竿は自陣CBの位置にいることが多いがBOX内で広範囲に動いている。エヴェラウドは相手陣内の両ハーフスペース付近に位置。上田は少し左寄りの相手陣内の中央と右サイドにいることが多かったようだが、ペナルティエリア内への進入とボールタッチが目立つ
北海道コンサドーレ札幌 2 - 2 鹿島アントラーズ 2021.4.11 13:05 Kick Off 北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポート https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=04&date=11
タイムライン
札幌は前半終盤、後半頭によくシュートをうてていたようだ。ただ、ボール支配率が高くなるとシュートが打てていないようになっている。
シュート
札幌は左寄りのシュートが多く、ペナルティエリア内でも多くシュートを打てているのはセットプレーと右サイドからの突破から最後のシュートは左になっているか。ミドルシュートは右からになっている。鹿島は右寄りでミドルシュートが多い。
チャンスビルディングポイントでは
攻撃トップがチャナティップだが、上位に札幌の選手が並ぶ。ファンアラーノは攻撃、パスでも上位になっていた。
スタッツ
ドリブルの多い札幌。走行距離、スプリント数が少なく、攻撃回数、チャンス構築率、ボール支配率が高い札幌。マンツーマンでもスプリント数と走行距離が少ないのはボール保持することであえて体力の消耗をおさえているのかもしれない。
札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価 2021.02.25
■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)
選手市場価格総額:17億3037万5000円
チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)
https://www.football-zone.net/archives/309706
総市場価値15位(/57)
鹿島「31選手の最新市場価格ランク」 2トップが“1億超”、新エースFW上田は“倍増”
2021.02.26 https://www.football-zone.net/archives/309785
■鹿島アントラーズ(昨季5位/18勝5分11敗)
選手市場価格総額:25億507.5万円
チーム内最高額選手:ディエゴ・ピトゥカ(3億480万円)
総市場価値4位(/57)
ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」https://www.transfermarkt.jp/
コメント(2)
-
SPORTERIAスタッフ
2021/4/26 20:04
札幌はマンツーマン気味のDFで引っかけてからドリブルでPAに進入してシュート!
-
shakekuma
2021/4/27 23:22
ひっかけたあとのドリブル使ったショートカウンターで点とれるとかなりいいですね。ボール保持で体力温存と相手を動かせれば体力消耗させることもできるかもしれないですが、そんな傾向があるかもしれません
…というのが多いイメージがありますね💡
逆にボールを持っている(持たされている)時間はなかなかシュートまで行きにくいのでしょうか?
難しいところですね。。。