前節の話、北海道コンサドーレ札幌J1通算400ゴール&無失点勝利…金子拓郎「ホッとした」https://www.uhb.jp/news/single.html?id=20562

サッポロクラシックデーでビールが美味しそうだった。ドームなので暗転でき、いい雰囲気になっている。入場者数の制限がなくなるとさらに大規模できれいなので楽しみでもある。

また、守備的ベストイレブンにコンサドーレから宮澤、深井が入った。

コンサドーレで多いサイドチェンジだが、深井のサイドチェンジもきれいに決まった。

スタッツ

枠内シュートはコンサドーレが多いがシュートは9本と多くない。走行距離は鳥栖が約8 kmも多い。スプリント数は3回鳥栖が多い。ゴール期待値はサガン鳥栖が上回っていることが多いが、試合終盤からコンサドーレが上回った。

基本スタッツゴール期待値

フォーメーション図

フォーメーション図フォーメーション図

コンサドーレの金子のパスがいつもよりも多く、左サイドの菅は逆に少ないので、右寄りのパスになっている。宮澤と高嶺のパスが104,90とかなり多い。ボランチで見ると高嶺がパスが多く、深井はパスが少ないが左右で分かれているのではなく、深井が前、高嶺が後ろもしくは左サイドバックに降りることが多いために差が出ている

サガン鳥栖は前線に近い仙頭と樋口のパスが多く、前へのパスも多く、本田へとつながっている。エドゥアルドがパスが最も多い。エドゥアルドと朴を見ると左サイドへは短いパスを出しており、前方もしくは右サイドへは長いキックをしている。

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク

ルーカスが裏への高い位置をとり、うまいトラップで抜け出してFKをもらうなどチャンスを作っていたのが後半15-30分で見られる。

時間帯別パスネットワーク図

サガン鳥栖

自陣でパスを回している時間帯が多く、左サイド半分でプレーしているような時間も見られる。自陣左サイドから右サイドへ、後半15-30分は左サイドの高い位置を取れていた。

時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス

いまさらだが、縦に5レーン、横に6レーンになっていた。

ポジショナルプレーでのレーン分け(5レーン理論)では、大外から内側にサイド(ウイング、ワイド)、ハーフスペース、センター。横のレーンは自陣ゴールから相手ゴールに向けて3分割するとゾーン123になるが、もう少し細かく6分割でエリア分けがされている。6分割の場合は、自陣ゴールから相手ゴールに向かって(下から上に)123456としてみる。

また、ゾーン14=おおよそバイタルエリアはコートを3x6=18に分けるのも図示した。

ポジショナルプレーの実践編。選手の認知を助ける5レーン理論 結城 康平 2017.10.13 https://www.footballista.jp/special/38772

富山第一・大塚監督の革新的戦術。攻撃的5バックと“14ゾーン”とは? 安藤隆人 2017/12/26 https://sporteria.jp/blog/update/6804414958609108993

ゾーン14がおおよそバイタルエリア

コンサドーレはペナルティエリアへのパスが見られない。ゾーン16、18までは進入できていた。

エリア間パス図

サガン鳥栖はアタッキングサードまではコンサドーレと比較してパス少なく、ゾーン14はパスがみられないが、ゾーン18の右サイドからペナルティエリアへのパスが見られ、チャンスを作れていたようだ。自陣左サイドでのパスが多く、右肩上がりでパスがつながっていた。

エリア間パス図

走行距離・スプリント

コンサドーレは小柏、金子が多いがスプリント数が10回前後の選手が多いが意図的だろうか。サガン鳥栖はスプリント数が目立たず、多いのは飯野だった。

走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数

対戦成績

コンサドーレの勝ち越し、鳥栖は直近5戦負けなしで好調。

前節までの対戦成績

クロスからの得点が少なく、セットプレー、ショートパスからの失点が多いコンサドーレ。ショートパスからの得点が多く、セットプレーからの失点が多いサガン鳥栖。

得失点パターン得失点パターン

ヒートアップ

コンサドーレ

いつもよりもかなり前でボールタッチをしている菅野。

ヒートマップ - 菅野 孝憲

3CB、福森が内側に入っている。田中駿汰はサイドに。宮澤は右寄りでプレー

ヒートマップ - 福森 晃斗ヒートマップ - 田中 駿汰ヒートマップ - 宮澤 裕樹

高嶺は左CBに降りてプレー、深井も近いが、右サイドでもプレー。どちらも自陣で低め。

ヒートマップ - 高嶺 朋樹ヒートマップ - 深井 一希

菅は左サイドで上下動、金子は右サイド高い位置で少しゴールに向かう。

ヒートマップ - 菅 大輝ヒートマップ - 金子 拓郎

ジェイの1トップ、2シャドーだが、駒井はセンターサークルでプレー、小柏は右サイドからゴールへ、ジェイは相手陣内で横に動くが、ペナルティエリアに進入できず。

ヒートマップ - 駒井 善成ヒートマップ - 小柏 剛ヒートマップ - ジェイ

交代選手

ルーカスが相手裏に抜け出すシーンが多く見られた。ペナルティエリアでもボールタッチが見られる。青木は左サイド半分でサイドとシャドーでプレー。荒野は右相手陣内でプレー。

ヒートマップ - ルーカス フェルナンデスヒートマップ - 青木 亮太ヒートマップ - ドウグラス オリヴェイラヒートマップ - 荒野 拓馬ヒートマップ - 岡村 大八

サガン鳥栖

身体を張っていたエドゥアルドは自陣左サイドでプレーしているが、ペナルティエリアにいることが多いのでコンサドーレが押し込めていたようだ。朴が想像よりもペナルティエリア外にでてきていない。動きが良かった仙頭、飯野。

ヒートマップ - エドゥアルドヒートマップ - 仙頭 啓矢ヒートマップ - 朴 一圭ヒートマップ - 飯野 七聖

北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポートhttps://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=05&date=26

北海道コンサドーレ札幌 0 - 0 サガン鳥栖 2021.5.26 19:00 Kick Off札幌ドーム 天気屋内気温21.9℃芝全面良芝/観客数3,362人

タイムライン

前半徐々にボール保持率が逆転していく。シュートが少ないコンサドーレ。

シュート、チャンスビルディングポイントCBP

コンサドーレのシュートは右寄りからが多く、ペナルティエリア外ギリギリからの遠いシュートが多い。サガン鳥栖のシュートはペナルティエリア外は右寄りからで遠いシュートが多い。CBPではクロスではサガン鳥栖のほうが上回り、守備も高い。

攻撃では金子、パスでは宮澤、守備では朴がトップだった。宮澤がどの項目でも上位に来ている。

スタッツ

コンサドーレはスローイン100%。サガン鳥栖はクリア22が目立つ。

札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価 2021.02.25 

■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)

選手市場価格総額:17億3037万5000円

チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)https://www.football-zone.net/archives/309706

総市場価値15位(/57)

鳥栖「34選手の最新市場価格ランク」 “1億円超え”ゼロ人も…評価急上昇の若手に勢い

2021.03.11

■サガン鳥栖(昨季13位/7勝15分12敗)

選手市場価格総額:12億7317.5万円

チーム内最高額選手:小屋松知哉、仙頭啓矢(8890万円)

総市場価値21位(/57)

ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」https://www.transfermarkt.jp/