コンサドーレは大分が苦手らしい。対戦成績でも負け越している。クマがでたらしいが、大丈夫だったようだ。宮澤はクラブ最多出場記録に並び、DAZNでも映像が作成されており、素晴らしい記録だと思う。大分トリニータ の町田也真人選手もJリーグ通算200試合出場に到達。Jリーグ通算200試合出場を達成したのは858人目とのこと。
2得点と活躍した金子はベストイレブン入り。コンサドーレの選手では
攻撃的ベストイレブンに 菅野孝憲、金子拓郎、
守備的ベストイレブンでは 福森晃斗、ルーカスフェルナンデス、高嶺朋樹が入った。
リーグサマリー:2021 J1 第18節 ベストイレブン | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://www.football-lab.jp/summary/best11/j1/?r=18&year=2021
前置きが長くなったが、ここからデータを見ていく。
スタッツとゴール期待値
コンサドーレがボール保持し、シュート数でも上回った、また、走行距離が120 kmを超えており、スプリント数も200回を超えているので運動量が多い試合だったようだ。ゴール期待値ではコンサドーレが前半開始から常に上回り積み上げている。大分は前半にゴール期待値を積み上げることができなかった。
パスソナー・パスネットワーク
コンサドーレは高嶺、駒井、福森、宮澤の4人で多くパスをしていたようで、シャドーのチャナティップ、金子までパスネットワークがつながっている。大分はエンリケトレヴィザンから小林裕紀、町田、井上へとつながっている。前線に近い町田までパスがつながり、パスが多いのはよさそうだ。MFでは横にいる選手にパスネットワークが見られず(小林と羽田など)、サイドの選手でもパスネットワークが見られないのが気になる。時間をかけないカウンター狙いで斜め方向にパスをつなぎながら、前線に運ぶことを優先しており、横パスでボール保持をしなかったのかもしれない。
時間帯別パスネットワーク図
コンサドーレ
33:ドウグラスオリヴェイラとドゥグラスオリベイラが二人いる。
どの時間帯でもGK菅野を利用し、ビルドアップしており、相手陣内で押し込んでパスをしている。前半30分までは左サイドMF青木が高い位置をとり、それ以降の後半15分までは右サイドMFのルーカスフェルナンデスが高い位置を取っている。その後荒野、ドド(ドウグラスオリベイラ)と中央の選手が高い位置をとっている。30分毎に左、右、中央と高い位置を取る選手が変わり、攻撃の方法や起点を変えていたようだ。
大分
17井上が一人で高い位置を取っている時間帯が見られる。自陣左サイドから相手陣内の右サイドへ斜めにポジションをとり、パスをつなげている。どの時間帯でも自陣にいる選手が多く、押しこまれている(もしくは意図的に自陣に相手を引き込んでいる)時間帯が多かったようだ。
エリア間パス
コンサドーレはアタッキングサードでもパスが多く、ゾーン14(バイタルエリア)からペナルティエリアへのパスが見られるのがよく、両サイドでも奥までパスがつながっているが、相当押し込めていたようだ。大分は自陣左サイドでのパスが多いが、両サイドの相手陣内の奥までパスがつながり、右サイドはペナルティエリアへパスがつながっている。
走行距離・スプリント
コンサドーレは青木が35回程度で飛びぬけてスプリントが多く、駒井の走行距離が長い。また、スプリント数は25回に壁があるようにも見え、意図的なのか気になる。大分はワントップの井上がスプリントが多かったようだ。
得失点パターン
コンサドーレはセットプレーからの得点が多いが、クロスからの得点が少ない。大分はクロスからの失点が目立つ。
大分の前後半終盤の失点が多く、さらに前半序盤で点数を取れないと苦しそうだ。コンサドーレは前半後半の試合開始で失点が多く、前半終盤では失点がそれほど多くない。
ボールタッチ位置とヒートマップ
CBあたりまで前方向にでているGK菅野
サイドMFのような田中駿汰、ハーフウェイライン付近にいる福森、右サイドのボランチにいるような宮澤。
後ろ気味で宮澤の左にいるような高嶺、センターサークル付近を動く駒井は走行距離が長く、範囲もかなり広い。
左サイドの高い位置で上下に動き、スプリント数が突出していた青木、右サイドの高い位置で縦に動いているルーカスフェルナンデス。青木のほうがペナルティエリアでのボールタッチが多くみられる。
右のハーフスペース付近で縦に動いていた金子、金子の右でバイタルエリア付近で動いている荒野、左サイドのハーフスペース付近にいるチャナティップ。
交代選手
得点が惜しかったドド(ドウグラスオリベイラ)はバイタルエリアにいるが、ペナルティエリアへなかなか進入できなかったようだ。
大分
右と中央で前にでてきてボールタッチが見られるGKポープウィリアム
大分の選手はカバー範囲が広い。ワントップの井上は範囲がかなり広く、自陣でもボールタッチが見られ、自陣左サイド以外のほとんどでプレーしていたようだ。
北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポート 北海道コンサドーレ札幌 2 - 0 大分トリニータ 2021.6.19 14:00 Kick Off札幌厚別公園競技場 天気曇気温16.4℃芝全面良芝/観客数3,736人 https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=06&date=19
タイムライン
前半開始はコンサドーレがボール保持率が77.1%とかなり高い。この試合とおして、前半後半で時間が進むにつれてコンサドーレのボール保持率が下がっていく。得点がとれたのは前半だが、後半のほうがプレー割合を見るとゴール前まで迫れていたようだ。
シュートとチャンスビルディングポイント
コンサドーレはペナルティエリア外のシュートが10本と多く、偏った場所からのシュートは見られない。大分のミドルシュートはペナルティエリアから離れたシュートが多い。コンサドーレはクロスが少ないポイントだった。
チャンスビルディングポイントCBP
攻撃トップはチャナティップ、パストップは福森、守備トップはエンリケトレヴィザン
スタッツ
大分のほうが枠内シュートが多い。クロス精度が低かったコンサドーレ、スローインの成功率も79.2%と引くい。
札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価 2021.02.25
■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)
選手市場価格総額:17億3037万5000円
チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)https://www.football-zone.net/archives/309706
総市場価値15位(/57)
大分「31選手の最新市場価格ランク」 昨季は1億円超えが6人も…今季唯一の選手は?
2021.03.11
■大分トリニータ(昨季11位/11勝10分13敗)
選手市場価格総額:12億8587.5万円
チーム内最高額選手:野村直輝(1億160万円)https://www.football-zone.net/archives/311951
総市場価値17位(/57)
ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」https://www.transfermarkt.jp/
コメント(2)
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SPORTERIAスタッフ
2021/6/29 16:58
3年間未勝利だったのは意外ですが、金子選手の2ゴールで見事に勝利しましたね!
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shakekuma
2021/6/29 21:44
これで師匠の面目が立ったようです笑
両チーム走行距離が120 km&スプリント数200回はハイインテンシティというか、さすがにこれからの時期は減って行きそう😅
大分はなかなか調子が上がらず、苦しいシーズンですね…。
コンサドーレはボール支配できれば、比較的、走行距離が長くないの良く走ったなと思います。札幌ドームだと屋内なので夏でも走れそうです。
大分はスタイルは変わらないようですが、クロス、CKが昨シーズンに比べて大きく減って、セットプレーからゴール取れずに守備が悪くないのに失点多いように感じます。走行距離が増えて走れて入るので、攻撃チャンス増えてゴール増えればよさそうです。