アウェイで勝ててない難敵仙台戦。結果はドローでまたも勝てず。
今週の5ヒーローズではコンサドーレからルーカスフェルナンデスが入った。
スタッツとゴール期待値
コンサドーレは前半開始からどの時間帯でもゴール期待値を積み上げることができているが、仙台も前半途中からシュートを打てており、一時逆転する時間帯もあった。
パスソナー・パスネットワーク
仙台はSBから中央の松下まではパスネットワークがつながっている。CB同士など中央でのパスはボールを保持していないので少なかったようだ。
コンサドーレはパス数は宮澤と福森が多い。中央の高嶺と駒井からチャナティップへのパスネットワークがつながっており、チャナティップから金子へもつながっている。サイドの青木とルーカスフェルナンデスはドリブラーなのでパスネットワークがつながっていないが、青木は福森に戻すパスがあったようだ。
時間帯別パスネットワーク図
仙台は前半は自陣でのパスが多く、後半15-30分は3人同士でのパスしかみられない珍しい図になっている。前半0-15分も自陣1人経由して右サイドへのパスがあるが、右サイドで選手密集しておりバランスは良くないが、左サイドから右サイドでつないでカウンターを狙ったようにも見える。
コンサドーレは相手陣内でプレーしている選手がどの時間帯でも複数人(5人ほど)いるのでどの時間帯でも押し込めていたようだ。コンサドーレのほうが自分たちがやりたい狙った形で試合を進めていたと思われる時間帯別パスネットワーク図が多くみられる。前半開始0-15分ではワントップの小柏が前にでて裏を狙っていたようだ。後攻撃の起点になる中央の金子を経由して左の小柏、右のルーカスフェルナンデスへのパスが前半30-45分で見られる。半0-15分は前線に5人並ぶ形がきれいに見られ、ワントップの小柏が下りてきて、幅を使って前線に人数をかけるという特徴がよくでている。
エリア間パス
仙台
ゾーン14(バイタルエリア)では左から右へのパスが見られる。相手陣内中央でのパスはほとんどなく、左サイドよりも右サイドでのパスが多かったようだ。相手陣内両サイド奥のゾーン16(左奥),18(右奥)まではパスがつながっているがペナルティエリアへのパスは見られない。
コンサドーレ
ゾーン14(バイタルエリア)からペナルティエリアにパスが通っている。ミドルサード(ハーフウェイライン付近)左サイドでパスが多く、左サイド奥(ゾーン16)で戻してからのペナルティエリアへのパスが見られ、右サイド奥のゾーン18でもパスが多くみられる。ゴール前まで迫れていたようだ。
走行距離・スプリント回数
仙台はスプリント25回の間瀬がトップ。15回ほどの選手が多い。
コンサドーレはスプリント回数では、小柏が35回と多く、金子拓郎が25回、サイドのルーカスフェルナンデス、青木も多いが、ほかの選手は15回以下と少ない。スプリント回数が少ない選手は走行距離が11 kmほどと多い印象。
得失点パターン
仙台はどのパターンからでも失点が多い印象。コンサドーレはクロスからの得点が少なく、最近はPKの機会が減ったようだ。
時間帯別得失点率
この試合は前半4分にコンサドーレの先制点、前半31分に仙台の先制点だったが、どちらも前節までと比べるとあまりなかった時間帯に得点をとったようだ。
ボールタッチ位置とヒートマップ
コンサドーレ
CBのようなGK菅野
左右DFはサイドでハーフウェイライン付近に位置している。右CB宮澤は広範囲にカバー、左CBは高嶺のような位置でビルドアップ。
駒井がセンターサークルの後ろ付近でのプレーが多かったようだ。チャナティップがセンターサークル左付近でプレー。金子拓郎は右サイドハーフスペース付近でプレーしペナルティエリアでも多くボールタッチが見られる。青木は左サイドで起点に、ルーカスフェルナンデスは右サイドの高い位置でプレーし、ペナルティエリアでのボールタッチが見られる。小柏のヒートマップを見ると、センターサークル右から左のペナルティエリア角方向への流れが見れるがペナルティエリア角付近で多くプレーができていたようだ。この試合では右サイドからペナルティエリアに進入できていたようだ。
交代選手
菅が斜めにバイタルエリアへのヒートマップになっている。荒野は高嶺と似たヒートマップ。ジェイはペナルティエリア内で多くプレーできている。
仙台
ヒートマップが広い選手が多いが、DFがペナルティエリアまで押しこまれ、自陣低い位置の選手が多い。
北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポート ベガルタ仙台 1 - 1 北海道コンサドーレ札幌 2021.7.10 19:00 Kick Offユアテックスタジアム仙台 天気曇気温22.6℃芝全面良芝観客数7,885人 https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=07&date=10
タイムライン
前後半どちらも、ボール保持が高いほうがシュート数が多くなっている。後半開始は仙台が多くシュートを打ててチャンスを多く作っていたが、それ以外のペースはコンサドーレのほうがよかったようだ。プレー割合では前半ゴール前にいて、アタッキングサードまででていけてない仙台は、後半はゴール前でもプレーできている。プレー割合でみるとコンサドーレのほうが優勢だったようだが、勝ちきれなかったのはもったいなかったかもしれない。
シュートとチャンスビルディングポイント(チーム)
仙台はシュート数は多くないがペナルティエリアからのシュートが多く、特に右よりからのシュートが多い。コンサドーレはミドルシュートが6本で、ペナルティエリア内のシュートも12本ほど打てている。チャンスビルディングポイントではシュートが仙台のほうが高く、奪取がどちらも今季平均よりも低くなっている。
チャンスビルディングポイント(個人)
攻撃トップは福森、パストップは宮澤、守備トップは平岡だった。ドリブル、シュートは同等程度だった。
スタッツ
コンサドーレのスローイン成功率が100%、チャンス構築率も18.2%とかなり高かった。
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