大雨の影響で延期となった今節は両チーム中心選手を代表やケガで書いての一戦となり、両チームの選手層が問われる今節両チームのスターティングメンバーは

広島3-4-2-1

フォーメーション図

普段中盤で起用をされる東選手が左のストッパーに起用された。

神戸3-1-4-2

フォーメーション図

前節ベンチ外となった武藤選手が先発復帰となった。

前半飲水タイム前

キックオフ直後から広島がサイドから攻撃を仕掛けこぼれ球に青山選手がシュートを放つが神戸DFがブロック、続けざまにドウグラスヴィエイラ選手がシュートを放つが飯倉選手がセーブをする。

攻撃スタッツ - 青山 敏弘

攻撃スタッツ - ドウグラス ヴィエイラ

GKスタッツ - 飯倉 大樹

その後は神戸が繋ぎながら攻撃を仕掛けるが広島も隙を見つければ前線からプレスを強め、ショートカウンターを狙う。

しかし広島がラインをあげプレスを仕掛けると武藤選手が裏を狙いそこを目掛けてロングボールを出すという場面がある。

これは前節までには見られなかった形で古橋選手が移籍をする以前によく見られた攻撃の形だった。この武藤選手の裏への抜け出しからの攻撃から神戸はチャンスを作る。

これにより広島はプレスに合わせて大胆にラインをあげられないため広島FWと中盤にスペースが生まれ、そこをつかれプレスが上手くハマらない時間帯が続く。

そのため神戸がボール持つ時間が増える。

対するも広島もボールを奪いカウンターという場面を作る。

両チーム攻撃で良い場面を作るが得点がないまま飲水タイムに入る。

前半飲水タイム後

飲水タイム後も神戸がボール保持する時間が続くが

神戸にアクシデントが発生し前半32分山口選手に変えて中坂選手を投入。

神戸としては中盤の核となる選手の交代となる。

この交代で広島に徐々にチャンスが生まれ始める。

前半34分には前線の守備を上手くはめ、ハイネル選手がシュートを放つが再び飯倉選手がセーブをする。攻撃スタッツ - ハイネル

ここから広島ペースになり、球際が激しくなっていき、両チームの選手がヒートアップをし特に広島の外国人選手が熱くなっていく。

広島ペースとなった神戸は武藤選手と佐々木選手の2トップのプレスからチャンスを作る場面ができる。

これも前節には見られなかった形でスピードある武藤選手をきっかけに神戸全体がプレスをかけていた。

その後も試合はヒートアップしていき、両チームファール等が目立ち何度も試合が止まる。

試合が激しさを増したまま前半終了となる。

後半飲水タイム前

両チーム交代はなく後半が開始され、前半同様両チーム前からプレッシャーをかける。

そんな中で神戸はイニエスタ選手がボールを持つ場面が多くなり、その中でイニエスタ選手から初瀬選手へパスを繋ぎ、そこからクロスという場面が連続する。

また前半終了間際から続いていたヒートアップした展開が後半に入っても継続される中後半13分にハイネル選手がが危険なタックルを行ってしまい、このタックルが2枚目のイエローカードとなり退場という判定になってしまう。

守備スタッツ - ハイネル

広島は残りの時間を1人少ない状況でゲームをしなければならなくなる。

その後神戸が優勢にはゲームが動き始めた後半20分に広島はカウンターのチャンスから

ボックス近くでフリーキックを獲得、このフリーキックを広島の東選手が直接決め、先制点となる。

神戸は数的有利の状態で1点をおいかける展開となる。

その後の展開の中で武藤選手が再三裏への抜け出しを狙うがそこにボールは出さず丁寧にボールを繋ぐ。

後半27分に神戸はボールを右サイドから左サイドに展開し、初瀬選手がクロスを入れ、そのクロスをニアで佐々木選手が合わせ同点弾となる得点を獲得し、後半の飲水タイムへ

攻撃スタッツ - 初瀬 亮

攻撃スタッツ - 佐々木 大樹

後半飲水タイム後

このタイミングで神戸はイニエスタ選手に変えて新規加入のボージャン選手、大崎選手に変えてリンコン選手を投入。

逆転を狙うため攻撃的な選手を投入し、ボージャン選手はJリーグ初出場となった。

同じタイミングで広島は柴崎選手にかえて土肥選手

神戸はこの交代で4-4-2中盤ダイヤモンドにシステムを変更し、ポジションは流動的で入れ替わりながら攻撃を仕掛ける。

ボールは神戸が保持をするが広島もエゼキエウ選手とドウグラスヴィエイラ選手を中心に奪ってからのカウンターを見せる。

神戸がボールを保持し、再三攻撃を仕掛けるが中央を固めている広島の守備陣を崩せない。

40分に広島に選手交代ドウグラスヴィエイラ選手に変えて浅野選手

柏選手に変えて長沼選手を投入し、フレッシュな選手を中心にカウンターでの攻撃チャンスを伺う。

しかし状況は変わらず神戸がボールを握る。

後半45分には続けて広島はエゼキエウ選手にかえて松本選手、藤井選手に変えて茶島選手を投入。

しかし両チーム決定的なチャンスが生まれないまま同点で試合終了となった。

まとめ

神戸は試合通じて古橋選手が在籍していた時に見せていた攻撃の形や守備のプレッシャーを見ることができ、次節に向けて好材料となったに加え、佐々木選手にゴールが生まれ、そのアシストを初瀬選手が記録し、試合を通じて積極的に仕掛け続けクロスを供給したことは良かった点であるが、前節同様中央を固められた時に得点が取れない事が問題である。

その局面を打開するべくリンコン選手と武藤選手は裏への動き出しを何度も見せていたがそこを狙ってのパスが少なかった。

同点の場面は丁寧にパスをつなぐことで生まれたが、それだけではなく中央を固めた相手に対してリスクを冒す攻撃を見せることでより分厚い攻撃を仕掛けることができるだろ。

今夏の大型移籍によって獲得した選手たちが合流し、リンコン選手もケガから復帰をした。

メンバーは超一流の選手たちが揃っているため、より分厚い攻撃を見せられるはずである。

今期の試合がリーグ戦だけになった神戸は他のACL獲得を狙うチームよりも連携を深める時間は長くとれる。

そのため連携を深め、この夏の補強が成功であったといわれるような攻撃を今後期待したい。