横浜FC 0 - 1 広島
スターティングラインナップ
68分:ユーリララ→小倉 ジョアンパウロ→村田
79分:鈴木→山根
86分:新保→ミシェルリマ 新井→伊藤翔
前節からのスタメン変更として、負傷により途中交代となった鈴木武蔵の代役にジョアンパウロ、体調不良の市川の代わりにメギオラーロが起用された。なお、メギオラーロは横浜FCでの初出場、さらにはJ1およびJリーグデビューを果たした。
スタッツ
・試合は一方的な展開となり、わずか1点で抑えた結果は、実に奇跡的な守備力の証といえる。しかしながら、広島相手であってもゴール期待値が0.15という結果は、今後の改善が求められる大きな課題である。
パスネットワーク
・ゴール期待値の結果が示す通り、横浜FCは攻撃面で十分に前に出ることができなかった。この試合では、福森を中心とする3バックから前線への長いパスが、通常よりも限定的であったため、大きな攻撃の芽が生まれなかった。
・同じフォーメーションで臨んだ広島は、3バックから多方向への長いパスを多数供給。両サイドやボランチを経由して前線へと繋ぐパス、さらには一気に2列目へ展開するパスなど、多彩なコースを作り出し、まるでお手本を見せるかのような攻撃展開を披露した。
・また、時間帯別のパスコースを見ると、広島は左右をうまく活用して効果的なパス交換が多い時間帯があった。一方、横浜FCはメンバーの特性も影響し、左右のバランスが十分に取れていない場面が見受けられ、ここにも改善の余地がある。
ボールロスト&ボール奪取位置
・ボールロストの位置を見ると、広島は相手の高い位置で積極的にボールを奪い、切れ目のない攻撃を展開していた。一方、横浜FCはしっかりとブロックを組んで守備を固める戦術であるため、攻守の切り替えタイミングが鍵となる。特に、どのタイミングで攻撃への転換(守備のスイッチ)を行えるかが、試合の結果に大きく影響するポイントとなる
今節のキーパーソン-攻撃面
・該当者は特に見当たらなかった
今節のキーパーソン-守備面
・ンドカは3バックの中心として堅守に大きく貢献。タックル成功数はチームトップで、クリアで広島の波状攻撃をしっかりと止め、頼れる最終ラインのリーダーとして活躍した。
・新保もブロック数がチームトップとなり、守備面で大きな貢献を示した。攻撃面での個性も持つが、守備でもその存在感を十分に発揮していた。
・デビュー戦となったメギオラーロは、失点シーンは悔やまれるものの、市川の欠場をしっかりカバーする活躍を見せた。
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