こんばんは。onoです。


9月30日(水)にタピック県総ひやごんスタジアムで行われたFC琉球v.アルビレックス新潟の一戦を振り返ります。試合から1ヵ月以上が経過した今だからこその雑感です。


得点memo

5' ロメロ フランク 今季4得点目。こぼれ球をプッシュ。特徴が表れたシーン


調和と予測とモビリティー

前半は開始のキックオフから5分間のみ新潟の試合でした。風上に立った新潟は、追い風を味方に付けて一気呵成に先制点を挙げました。ロメロフランク選手はこういった流れの中で特徴を発揮する選手です。こぼれ球に反応する準備ができています。

しかしながら、先制点を挙げた後の新潟は防戦一方。琉球の流動性にあふれる攻撃に翻弄され、ビハインドでハーフタイムを迎えてもおかしくない状態でした。まるで「マウロが疲れている…」と評された試合終盤のよう。琉球は突如として大量得点を挙げることがあります。決まる時と決まらない時、その精度が不安定だからこそ下位に甘んじているのでしょうか。少なくとも、この日の新潟は琉球の最終局面での精度の低さに助けられました。

そして、この日の新潟はハーフタイムを経ての立て直しに成功しました。幸運にも前半を無失点で終えられたからこそ、ではありますが。後半の開始から3枚替えを決行。トップ下に堀米悠斗選手、右サイドバックに早川文哉選手、センターバックに新井直人選手をスライドさせました。堀米選手のポジションこそ驚きを与えましたが、結果論ならば意図は明白。琉球のボランチの選手をはじめ、中央からのパス出しを見事に制御していました。堀米選手はプレスバックで、早川選手や新井選手は前方へのアプローチで特徴を発揮。堀米選手のボールタッチ位置に指揮官の意図が表れています。

ヒートマップ - 堀米 悠斗

しかし、堀米選手は次のFC町田ゼルビア戦では不出場。そんな中でどのように4-0の勝利を得られたのでしょうか。